世界の幹細胞（関連）論文紹介 - 慶應義塾大学グローバルCOEプログラム幹細胞医学のための教育研究拠点

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世界の幹細胞（関連）論文紹介

近年、テレビや新聞報道などでも「再生医療」という言葉を見かけるようになりました。さまざまな再生医療研究の中でも、本拠点の名前にもなっている「幹細胞」という特殊な細胞は再生医療研究にとっても重要なものです。幹細胞は人間の一生の間、基本的に全ての臓器の中にあって生理的な機能を維持させるために働いており、幹細胞がもつ能力を利用することで、再生医療の実現化が進展するものと期待されています。また、幹細胞を制御するシステムの破綻は、癌や変性疾患等の様々な疾患の病態と関連することから、日本の内外を問わず、たくさんの研究者がしのぎを削る最先端の研究分野となっています。

このblogでは、本拠点の科学コミュニケーション教育の一環として所属する大学院生が、さまざまな学術雑誌に掲載される研究成果を紹介し、みなさまにこれまで知られることのなかった生命の仕組みをお伝えすると同時に、幹細胞研究の世界を覆う「熱気」のようなものを感じていただければ、と考えています。

※2010/11/26更新分は、２人の大学院生が同一の論文を取り上げました。同じ論文を取り上げても、それぞれの興味や立場によって切り口も異なります。そういった多様性を感じながらお読みいただければと思います。