慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点
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Young Researchers' Trip report


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ISEH (Society for Hematology and stem cells)

氏名

石津 綾子
GCOE PD
発生・分化生物学

詳細

参加日:2012年8月23日~2012年8月28日

活動レポート

2012年8月23日から28日の6日間、GCOE Young Researcher Support Planを利用してオランダ・アムステルダムで開催されたISEH (Society for Hematology and stem cells)のAnnual meetingに参加しました。実験血液学を中心とした当学会への参加は今年で2回目でした。アムステルダムということで、ヨーロッパを中心とし、世界各国で実験血液学の研究者が集まり、胎生期の造血発生、造血幹細胞制御、造血器腫瘍などの分野における口頭発表・ポスター発表がおよそ200演題ほど集まり開催されていました。特に、若手の研究者の育成に重きを置く学会で、若手研究者が企画し、座長をつとめるNew Investigator Lecture、研究者のCareer Pathについて相談するNew Investigator Career Discussionや各方面のPrincipal InvestigatorとDiscussionのできるNew Investigator meet the Professor Lunchなどのイベントに参加できました。

また、申請された演題は採点され、学生及びpost doctorate researcherの内、得点の高い4演題はNew investigator Award Session での口頭発表となり、私も、その1つの演題として発表しました。"Functions of platelet factor CLEC-2 in the peri-vascular bone marrow niche: a possible trilateral regulation of HSCs by each other, their progeny and niche"という演題にて骨髄造血幹細胞の制御するニッチ細胞として巨核球及び巨核球に発現するCLEC-2分子の機能について口頭発表をしました。この口頭発表にてGeorge Brecher賞を受賞することができました。George Brecherは実験血液学者として造血幹細胞の概念の確立に貢献した著明な医師・学者です。なお、口頭発表とともに、同演題にてポスターも発表し、活発な討論をすることができました。

8月のアムステルダムは東京よりも少し肌寒く、突然の雨に見舞われることが多々ありました。学会の終わりには、アムステルダムのカナルを船で海のほうまで行き、Social eventに参加しました。参加者はさほど多くない学会なので、様々な人と交流をもてて、よい経験となりました。

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