慶應義塾大学 グローバルCOEプログラム 幹細胞医学のための教育研究拠点
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Young Researchers' Trip report


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XIX World Congress on Parkinson’s Disease and Related Disorders

氏名

今泉 陽一
幹細胞GCOE RA
生理学

詳細

GCOE Young Researcher Support Plan(2011年度)
参加日:2011年12月11日~2011年12月15日

活動レポート

今回2011年12月11日~15日まで、中国の上海で開催されましたXIX World Congress on Parkinson's Disease and Related Disordersに参加いたしましたのでご報告させて頂きます。本学会は、パーキンソン病を中心とした神経変性疾患に関して研究を行う研究者・医師が集い、その成果を発表するため、パーキンソン病をテーマに研究する人にとっては最新の学術的な知見を得るために重要な場となっています。

今回の学会会場は上海中心部を流れる黄埔江の東岸に位置するShanghai International Convention Centerで開かれました。上海は、中国の商業・金融・興業・交通などの中心の一つで世界有数の世界都市です。この時期は、鹿児島県と同じ緯度の割には寒く、朝夕にはかなり冷え込みましたが、完全防備の中、外灘から対岸を望み素敵な夜景を見ることができました。また、四大中華料理の一つである上海料理、中でもこの時期は上海蟹が旬であり、その味を堪能することができました。

本学会では、私が現在行っているパーキンソン病患者由来iPS細胞を用いた研究のための情報収集を行いました。本学会は、基礎研究者だけで無く医師も多く参加しているということもあり、実際の臨床サイドからの発表を多数聞くことができました。目の前の細胞のみを見がちな私たちにとって、"Bedside to bench"、"Bench to bedside"を常に念頭に置きながら研究を行うことは重要であると再認識いたしました。また、著名な研究者・医師によるEducational symposiumというパーキンソン病を中心とした神経変性疾患の基礎的な知識をご教授頂けるプログラムも組まれており、その知識を体系的に理解することができ非常に大きな収穫となりました。

最後に、本学会参加をサポートして頂いたGCOEプログラムに御礼申しあげます。

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