研究
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研究の特徴
慶應義塾大学医学部では開学の祖福澤諭吉の『実学の精神』を重んじ、医学領域の研究でも単なる基礎的な領域の研究のみでなく、将来の臨床応用を見据えたトランスレーショナルリサーチ(展開研究)に力を入れています。基礎医学教室、臨床医学教室を問わずこの精神は生かされております。また、医学部設立者である北里柴三郎の教えにあるように、『基礎医学・臨床医学に集うものが一家族のごとく』協力をする体制が整えられ、学内・学外の共同研究が盛んに行われております。
多額の競争的研究費を獲得
国立大学の運営交付金や私学助成金が減額される中、競争的研究費の取得は研究の遂行のみならず、大学の研究・教育基盤を整備するために必要な経費となっています。慶應義塾大学医学部は、2つのGlobal COE、文部科学省科学研究費、厚生労働省科学研究費補助金などの競争資金を数多く獲得しており、その獲得額は、我が国トップクラスです。
充実した研究設備・施設
優れた医学研究の遂行には、充実した研究設備や施設の利用が必須です。信濃町メディアセンター(北里記念医学図書館)、RI実験センター、動物実験センター、中央機器管理部門などの、充実した研究設備と共同利用施設を有しています。
信濃町メディアセンター(北里記念医学図書館)は豊富な蔵書量を誇る歴史ある医学図書館です。電子ジャーナルも幅広く揃えており、ライフサイエンス分野でアクセス可能なジャーナルは10,000誌を越えます。
動物実験センターは、我が国初のバイオバブルクリーンルーム方式を採用し、完全にSPF化したマウスやラット室が設置されています。
中央機器管理部門には、共焦点レーザー顕微鏡、タンパク質構造解析装置、マイクロアレイ装置、次世代シークエンサーなどの最新機器が装備されています。これらは様々な汎用機器と共に、専任のスタッフにより管理されています。また、各種受託解析やセミナーを実施し、研究者の多様なニーズに応えています。




多くの産学共同プロジェクトが進行
総合医科学研究センター内には、生命科学分野の研究を推進するリサーチパークがあります。リサーチパークでは、産学を含め、様々な形態の共同研究ユニットが、戦略的融合研究を推進しています。
2つのGlobal COEを獲得
慶應義塾大学医学部では、現在、2つのGlobal COE[幹細胞医学のための教育研究拠点(拠点長:岡野栄之教授)、In vivoヒト代謝システム生物学拠点(拠点長:末松誠教授)]を獲得しています。
2000年に始まった21世紀COEでは3つのプロジェクト(幹細胞医学と免疫学の基礎・臨床一体型拠点、低侵襲・新治療開発による個別化癌医療確立、システム生物学による生命機能の理解と制御)を獲得し、研究の推進と若手研究者の育成に力を注いできました。多くの研究成果を生み出すと共に、全国の多くの大学・研究組織に人材の輩出に繋がりました。こうした取り組みは国内外からも高い評価を受け、現在の2つのGlobal COEの獲得につながっています。こうした外部資金をもとに共同研究設備、施設の充実を図り、フローサイトメトリ教育・研究センター、ベクタープロセシングセンター、小型魚類教育・研究センター、イメージングセンターを開設し、大学内外の若手研究者が最先端の研究領域を利用しやすい環境作りに努めています。
クリニカルリサーチセンターが臨床研究を支援
クリニカルリサーチセンターは、新しい高度先進医療の実現と画期的創薬に寄与する治験・臨床研究・トランスレーショナルリサーチを実施するとともに、その遂行に必要となる機能の提供、人材の育成を行っています。
研究支援体制と人材育成の仕組み
以下のような充実した研究支援体制、人材育成の仕組み作りを介して、世界に冠たる医学教育・研究拠点となるべく、日夜努力を続けています。
(1)大学院進学者への経済的サポート
慶應義塾大学医学部では大学院への進学を支援する目的で、充実した奨学金が用意されています。まず、医学部より授業料のほぼ半額が奨学金として支給されます。さらにGlobal COEのリサーチアシスタント等の大学院生支援のための公募資金があり、授業料のほとんどが奨学金で補填され、研究に専念出来る体制になっています。
(2)若手研究者のサポート
若手研究者の自立を支援するため、国際公募により学位取得10年以内程度の特別研究准教授・講師を採用し、研究スペースや研究資金を提供して大学内外のテニュア・ポスト獲得への道を開く制度(慶應・咸臨丸プロジェクト)を制定しました。5年の任期付きで採用された12名(2010年1月現在)の若手研究者により、「細胞と代謝」領域の最先端の研究が進められています。特に、准教授には100平方メートルの独立研究スペース、研究補助者1名と研究費が与えられ、充実した研究環境で研究に専念出来る仕組みになっています。
(3)MEBIOSプロジェクト![]()
慶應義塾大学医学部の研究には、理工学、薬学、農学、情報科学などの背景を持つPhD人材(博士号取得者および博士課程学生)が参画しています。これらの若手研究者の企業等実社会への進路を支援する組織 “MEBIOS”(メビオス:Medical biologist support)が設立されました。企業への短期派遣のマッチングを柱に、語学講習などの実践プログラムを提供し、メンターによる人材育成を展開しています。
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