指導方針と育成する人材像

修士課程(2年制)【入学定員20名】

医学・医療に関連した多彩な分野で活躍できる専門家・研究者の育成を目指して

医学研究科修士課程では、1)医学・医療関連領域における専門家あるいは研究者として、課程修了後は自らの学習により成長できる基礎知識と能力を身につけること、2)医学・医療関連分野における現状と今後の展望を把握できるようになること、3)病気の人々、その家族、さらに医療スタッフと可能な限り接し、医療に関する諸問題を実体験することに重きを置いています。

自然科学領域や人文・社会科学領域で学んできた人々を対象として、医学研究・教育と医療実践の場である本塾医学研究科・大学病院における教育と研鑽により、医学・医療に深い造詣を有する高度の職業人の養成とともに博士課程への進学を目指す学生を育成しています。

博士課程(4年制)【入学定員80名】

幅広い研究分野において、独創性と自律心にあふれる研究者の育成を目指して

医学部および6年生の歯学部、獣医学部、薬学部の卒業生あるいは修士課程修了者を対象として、基礎医学と臨床医学の関連分野において独創性の高い基礎研究や疾患の病態メカニズムの解明や難病の治療法の開発に繋がる研究を遂行できる研究者(医学研究系専攻)や、先端医療に結びつく優れた臨床研究を遂行したり、そのプロトコールのデザインが出来たり、診療科横断的な癌の臨床の専門家を目指す人材(医療科学系専攻)の育成を目指しています。

学外の研究機関や企業が一体となった融合研究が推進されており、大学院生と学内研究者、企業研究者間の自由な交流により、質の高い研究成果をあげ、特許取得も含めた知的資産の創出にも積極的に取り組める環境が整っています。

ディプロマ・ポリシー
(学位授与の方針)

修士課程

修士課程に2年以上在籍し、授業科目を履修して、学則に明示された所定の単位を取得すること。指導教員のもとで研究に従事し、修士論文発表会において指導教員以外の専門家からもアドバイスを受け、学位審査論文を提出すること。修士論文審査会で、修士論文発表会でのアドバイスを元にどのような改善をおこなったかを含め、研究提示をおこない、審査委員からの質疑に適切に応答し、大学院医学研究科委員会で合格と認められること。

博士課程

博士課程に4年以上在籍し(優れた研究業績をあげたものは3年での学位取得が可能)、授業科目を履修して、学則に明示された所定の単位を取得すること。指導教員のもとで研究に従事し、履修内容審査において指導教員以外の専門家からもアドバイスを受け、原則として筆頭著者である査読を経た英文原著論文、あるいはいくつかの論文をまとめたthesisを学位審査論文として提出すること。学内に公開された博士論文審査会で、履修内容審査でのアドバイスを元にどのような改善をおこなったかを含め、研究提示をおこない、審査委員からの質疑に適切に応答し、実験ノートに適切な記載がなされているとの確認を受け、大学院医学研究科委員会で合格と認められること。

カリキュラム・ポリシー
(教育課程編成・実施の方針)

修士課程

医学・医療に関する高度の専門技能を有する職業人ならびに研究者の育成を目指し、講義形式で行われる基礎科目を履修し、研究の実際をおこない、修士論文を作成します。多様な進路に対応し、学生各人が自分の目指す専門職種と最も関連の深い医学・医療分野の現状と今後の展望を把握できるように、カリキュラムを編成しています。 具体的なタイムスケジュールとして、1年次の4月に履修申告をおこない授業科目の履修を開始するとともに、指導教員と密に相談して研究を開始します。1年次の7月には、研究を長期的に確実な展望のもとに進められるようにするために、2年間の研究計画を提出し、医学研究科委員会で承認されることが必要です。1年次に、原則として医科学特別研究を除く選択必修科目・選択科目の全単位を取得します。2年次10月の修士論文発表会を経て、1月頃に修士論文を提出し、2月頃の修士論文審査会で審査を受けます。3月迄に医学研究科委員会で修士論文合格の承認を受けると、修了 (修士号取得)となります。

博士課程(医学研究系専攻)

大学院主科目講義をすべて英語で実施するなどの実践的かつ実学的なカリキュラムを編成しており、国内外の研究者による「慶應医学会定例会」などを積極的に聴講することで、国際的かつ実践的な研究遂行能力と研究創案能力を育成しています。また、国内提携先の国立がん研究センター・理化学研究所脳科学総合研究センター・静岡県立静岡がんセンター等で学位取得のための研究を行うことも認めています。また、海外のBroad Institute of MIT and Harvard(米国)、カロリンスカ研究所(スウェーデン)、UCSF Gladstone研究所(米国)、 UCSD(米国)、 INSERM(フランス)など世界トップレベルの研究機関と提携を結び、共同研究や留学により研究を発展させる機会も提供しています。

博士課程(医療科学系専攻)

臨床腫瘍学、臨床研究学という2種類の教育プログラムを設け、各々のプログラムにおいて講義やレポートを中心とした特殊カリキュラムに従った教育をおこなっています。

両専攻の具体的なタイムスケジュールとして、1年次の4月に履修申告を行い授業科目の履修を開始するとともに、指導教員と密に相談して研究を開始します。1年次の7月には、研究を長期的に確実な展望のもとに進められるようにするために、4年間の研究計画を提出し、医学研究科委員会で承認されることが必要です。2年次終了までに、原則として主科目・副科目の全単位を取得します。3年次の履修内容審査を経て、4年次12月迄に博士論文を提出し、医学研究科委員会で受理されたのち、1月頃博士論文審査で審査を受けます。3月迄に医学研究科委員会で博士論文合格の承認を受けると、修了 (課程博士号取得)となります。

アドミッション・ポリシー
(入学者受け入れ方針)

本学医学研究科では高度な知識と研究能力を備えた研究者の養成を目指して、国籍を問わず、次のような方を幅広く歓迎します。

修士課程

  • 自然科学や人文・社会科学等を学び、医学・生命科学に関する基礎知識を有する方。
  • 医学・医療への深い造詣と高度の専門技能を有する職業人となるか、博士課程に進学することに意欲を有する方。
  • 医学・生命科学の英文論文を読みこなし、理解・批判し建設的な議論ができる方。

博士課程

  • 医学・歯学・獣医学・薬学部等の6年間の課程を修了するか、医学研究科修士課程を修了し、医学・生命科学に関する十分な基礎知識を有する方。
  • 世界トップレベルの医学研究者あるいは、医療科学研究者を目指す意欲を有する方。
  • 医学・生命科学の英文論文を読みこなし、理解・批判し建設的な議論ができる方。