7月13日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年8月15日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年8月18日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
未来医療を実現する医療機器・システム研究開発事業
http://www.amed.go.jp/koubo/020120170704.html
AMED 産学連携部 医療機器研究課
〇研究開発課題1
臨床現場の医師の暗黙知を利用する医療機器開発システム~「メディカル・デジタル・テストベッド」の構築~
【研究費の規模】1課題あたり年間2~10千万円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長2年度(平成29~30年度)
【採択課題予定数】0~5課題程度
【応募受付期間】平成29年7月13日(木)~平成29年8月31日(木)正午(厳守)
≪研究事業の目標≫
高齢化の進展や、新興国における医療需要の増大を受け、世界の医療機器市場は今後も拡大が見込まれている。このような中、本事業では、日本が強みを有するロボット技術、ICT等を応用した日本発の革新的医療機器・システムの開発及び実用化を推進する。
(事業ホームページ;http://www.amed.go.jp/program/list/02/01/029.html)
〇研究開発課題1
AMEDが現在進めているスマート治療室や手術ロボット等の開発さらには診断支援や医薬品開発においてAI やICT の活用を推進するには、医師の能力・経験等に依存している「高度な手技・判断」などの暗黙知を「見える化」することが有効である。このため本課題では、①「誰が」「どのようなシーンで」「何をするのか」を明確にした「ユースケース」を定め、②それに対応する「実際の医療行為」を「機械が認識できるデジタルデータ」として蓄積し、③AI やICT の支援によってこうしたデジタルデータで動作を再構築し、革新的医療機器の開発につなげるとともに、開発した医療機器等の非臨床試験や動作検証を可能とする「テストベッド」として体系化することを目指す。
≪求められる成果≫
*中間目標
提案時の粗いユースケースを具体化しドキュメント化する。
提案時のデータセット(案)を具体化し、データセット項目を確定する。
デジタルデータ化する方法論、及び明確化された収集体制を確立する。
*最終目標
確定したデータセット項目に従い、学会との協力の下、デジタルデータを収集し、ユースケースに応じた医療機器開発のための検証等に活用する方法を示す。具体的な示し方として以下を例示する。
1) 医療機器の基本スペック決定に活用する。
開発仕様(開発品の基本スペック)を確定する。
基本スペックを検証する開発のための試作品(モックアップ)を作成する。
2) 医療機器開発のための検証に活用する。
教師データとして用いることで可能な試験項目を提示する。
シミュレーション結果等により試験結果の妥当性を検証する。
≪基本計画書≫
本公募課題の詳細については、メディカル・デジタル・テストベッド基本計画書を参照して下さい(http://www.amed.go.jp/content/files/jp/koubo/020120170704_kihonkeikaku.pdf)。
≪応募~採択の手続きとスケジュール≫
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
公募説明会;平成29年7月28日10:30~11:30、於;AMED本部20階205会議室、事前申込制(https://krs.bz/amed/m?f=315)、1機関2名まで、申込〆切;平成29年7月26日(水)正午
応募受付期間;平成29年7月13日(木)~平成29年8月31日(木)正午(厳守)
書面審査;平成29年9月初旬~中旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年9月下旬
採否通知;平成29年10月中旬
研究開始;平成29年11月1日(水)
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp