2017/07/14
信濃町地区研究者各位
信濃町キャンパス 学術研究支援課
7月13日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「革新的がん医療実用化研究事業(3次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年7月25日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年7月28日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
革新的がん医療実用化研究事業・3次公募
http://www.amed.go.jp/koubo/010320170706.html
AMED 戦略推進部 がん研究課
〇研究開発課題1
がんの新薬・新医療技術開発の革新的なスキームを確立するための研究
【研究費の規模】1課題あたり1年目3~5億円程度、2年目以降年間1~2億円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】原則3年(平成29~31年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
【応募受付期間】平成29年7月13日(木)~平成29年8月9日(水)正午(厳守)
〇研究開発課題2
がんゲノム情報をもとに行う医師主導治験等の共通プロトコル、共通方針の策定・整備を行う研究
【研究費の規模】1課題あたり年間3~5億円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長1年(平成29年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
【応募受付期間】平成29年7月13日(木)~平成29年8月9日(水)正午(厳守)
≪研究事業の目標≫
革新的がん医療実用化研究事業では、「がん研究10か年戦略」を踏まえて、我が国の死亡原因の第一位であるがんについて、患者・社会と協働した研究を総合的かつ計画的に推進することにより、がんの根治、がんの予防、がんとの共生をより一層実現し、「がん対策推進基本計画」の全体目標である「がんによる死亡者の減少」、「全てのがん患者とその家族の苦痛の軽減と療養生活の質の維持向上」、「がんになっても安心して暮らせる社会の構築」を達成することを目指します。 (事業ホームページ;http://www.amed.go.jp/program/list/01/03/011.html)
〇研究開発課題1
がんの新薬・新医療技術開発の革新的なスキームを確立するための研究を募集します。内容としては、プロジェクトマネジメントシステムの構築及び運用、データマイニングシステムの開発と運用、研究情報マッピングシステムの開発と運用、知的財産コンサルテーション、研究倫理コンサルテーション等を含み、本事業の研究開発課題に対するサポートを行います。
〇研究開発課題2
「遺伝子パネル検査」(がん等に関する遺伝子を複数同時に測定する検査)の薬事承認に伴う患者検体情報を利活用した医師主導治験等の活性化に備えて、がんゲノム情報をもとに行う医師主導治験等の共通プロトコル、共通方針の策定・整備を行う研究を募集します。
≪求められる成果≫
〇研究開発課題1
1) プロジェクトマネジメントシステムの構築及び運用
PS・PO等が実施する進捗管理に必要なサポートとして、Webシステム等の効率的な手段を導入し、
研究領域ごとに研究開発課題の進捗状況の情報収集、整理を行い、進捗会議に必要な資料作成、分析等を
行うことを求めます。対象となる研究領域・研究開発課題としては、本事業の領域1~6全て、すなわ
ち、基礎研究領域(領域1)、予防検診領域(領域2)、新薬・新医療技術開発型領域(領域3,4)
、臨床試験領域(領域5,6)それぞれの適切な管理システムとして、情報を一元化し可視化できるシス
テムの構築及び運用を求めます。
2) データマイニングシステムの開発と運用
がん分野の研究開発費の配分状況・動向や、研究開発を通じて得られた成果について国内の情報を収
集、整理するとともに、海外の研究資金配分機関(もしくはそのコンソーシアム)についても同様に情報
収集を行い、本事業全体の概況を国際的な視野から解析・評価するためのシステムを構築し、運用するこ
とを求めます。
3) 研究情報マッピングシステムの開発と運用
医・工・薬・理・農学研究者などの連携の橋渡しとなることを目的とし、核酸医薬やiPS細胞などのが
ん治療への応用のために、DDSやその他の異分野の技術の融合を、研究者同士のネットワーク形成を促
進することを通じて実現するようなシステムの開発・運用を求めます。
4) 知的財産コンサルテーション
開発(特に臨床)研究を中心に、1)で得られる研究進捗状況と連携した、戦略的な知的財産支援に係
る業務を行います(企業導出に向けた支援等)。
5) 研究倫理コンサルテーション
各研究開発課題の研究計画書・同意文書の内容のコンサルティング等を実施し、研究開発課題に関す
るインフォームド・コンセントや倫理審査に関する研究倫理コンサルテーションを電子メール、面談等に
より実施します。
6) その他のサポート
本事業の推進に当たり、市民や研究者に対して必要な情報を届けるために必要な業務を行います。
また、若手研究者の研究開発のための環境整備に必要な業務を行います。
〇研究開発課題2
未承認薬等の適応拡大等において、パネル遺伝子検査等により得られるゲノム情報を取り扱う医師主導治験等を進めるうえでの基本的方針や共通プロトコルを、研究実施期間内に策定・整備すること、及び関係学会等の協力を得てガイドライン等として広く周知することが求められます。また、本事業における適応拡大を目指した臨床研究にも反映していくことを検討しています。
≪公募課題の詳細、留意点など≫
研究開発課題1と研究開発課題2について公募概要の35~44ページに詳細な説明がありますので参照して下さい(http://www.amed.go.jp/content/files/jp/koubo/010320170706_kouboyoryo.pdf)。
【応募~採択の手続きとスケジュール】
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
公募説明会;平成29年7月21日(金)11:00~12:00、於;AMED本部20階206会議室、事前申込制(https://krs.bz/amed/m?f=314)、1機関2名まで、申込〆切;平成29年7月20日(木)正午。
応募受付期間;平成29年7月13日(木)~平成29年8月9日(水)正午(厳守)
書面審査;平成29年8月中旬~下旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年8月下旬~9月上旬
採否通知;平成29年9月下旬
研究開始;平成29年10月2日(月)
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp