2017/06/06
信濃町地区研究者各位
6月5日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「IoT等活用生活習慣病行動変容研究事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年6月21日(水)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年6月23日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
IoT等活用生活習慣病行動変容研究事業
http://www.amed.go.jp/koubo/050120170418.html
AMED 臨床研究・治験基盤事業部 臨床研究課
【研究開発課題1】
IoT 活用による健康情報等の取得及び介入を通じた生活習慣病の行動変容に関するエビデンス
及びビジネスモデルの創出に関する研究
【補助事業費】1課題あたり5億円程度/年(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長3年(平成29~31年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
【応募受付期間】平成29年6月5日~平成29年7月6日(木)正午 (厳守)
【研究開発課題2】
IoT 活用による健康情報等を活用した行動変容等に関する基礎的研究
【補助事業費】1課題あたり1千万円程度/29年度、5千万円程度/30年度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長2年(平成29~30年度)
【採択課題予定数】0~5課題程度
【応募受付期間】平成29年6月5日~平成29年7月6日(木)正午 (厳守)
<研究事業の目標>
【研究開発課題1】
本研究開発課題は、企業保険者等の協力の下、被験者自身がIoT デバイスを用い生活空間において取得した健康情報等を、IT システムやモバイルアプリケーション等を介してモニタリングしたり、アラートすることで被験者の行動変容や意識変容等を引き起こすことができるかどうか、さらには生活習慣病の予防・管理や健康改善の効果を示せるかどうかについて、明確な評価指標の設定や適切な群分けなど、科学的に検証可能なデザインで研究開発を実施し、アラートシステム等による介入の効果についてのエビデンス創出を行う。本研究開発でIoT を活用した介入等による健康改善等のエビデンスが明確に示されることにより、健康改善等に有効な介入方法やIT システム、モバイルアプリケーション等の開発など生活習慣病の予防・管理や健康改善等に資するサービスモデルが創出され、自立的かつ持続可能なビジネスモデルが提案されていることを目標とする。なお、本研究開発は、医療機器の研究開発を主目的としたものではない。
【研究開発課題2】
適切にデザインされた臨床研究計画に基づき、IoT を活用して引き起こす行動変容が生活習慣病等の予防や健康改善、または、IoT 活用による医療・介護従事者等の業務効率化等に与える影響を科学的に検証し、実効性のある基礎的な解析手法(アルゴリズム)の創出につなげることを目標とする。なお、本研究開発は、医療機器の研究開発を主目的としたものではない。
<求められる成果>
【研究開発課題1】
科学的および統計的に妥当なデザイン(プロトコール)で研究開発することにより、介入による生活習慣病の予防・管理や健康改善のエビデンスを創出すること。企業や保険者等が、その従業員・組合員等の行動変容を促し、生活習慣病の予防・管理や健康改善を効果的に実施することを可能とするサービスモデルが創出され、具体的なビジネスモデル提案がなされること。
【研究開発課題2】
1年度目(平成29年度):IoT を活用して引き起こす本人の行動変容が生活習慣病等の予防や健康改善につながる対象疾患、または、IoT 活用による医療・介護従事者等の業務効率化等につながるユースケースを設定し、科学的かつ統計的に効果検証可能な研究デザイン(プロトコール)と、事業化に向けた中長期ロードマップが策定されること。
2年度目(平成30年度):科学的および統計的に妥当なデザイン(プロトコール)で研究することにより、IoT を活用した介入による生活習慣病等の予防・管理や健康改善等、または、医療・介護従事者や保険者、産業保健スタッフ等の業務効率化等を可能にするエビデンス、及び、基礎的な解析手法(アルゴリズム)が創出されること。
<採択条件> 原則として、下記すべてを満たす研究開発課題を採択する。
【研究開発課題1】
・IoT を活用すること。
・科学的および統計的に妥当なデザイン(プロトコール)が提案されていること
(被験者の参加人数とその根拠を具体的に示すこと等)。
・実施体制は、「研究課題の総括」、「研究開発計画の策定」、「エビデンス創出やビジネスモデル
創出に資する研究フィールド」、「データ収集・管理」、「データ分析」及び「アルゴリズム開
発」等の機能を有すること。
・実施体制には医師が含まれているなど、被験者の安全面が十分に確保できる体制を整備すること。
・事業の実施期間における年度ごとの研究開発計画及び各時点において、達成すべき客観的な目標を
具体的に示すこと。
・生活習慣病の予防・管理や健康改善等に資するアルゴリズム開発に加えて、ビッグデータ解析や
人工知能の開発など将来的なデータ利活用についての具体的な計画を提案していること。
・本研究の成果を活用した具体的なサービスモデルの創出等、事業化や社会実装に向けた計画を提案
していること。
・個人情報を取り扱うことを理解したうえで、自立的なデータベースの運営計画を提案しているこ
と。
【研究開発課題2】
・IoT を活用すること。
・具体的なユースケースを設定し、科学的および統計的に妥当な研究デザイン(プロトコール)を検
討する十分な実施体制やスキームが提案されていること。また、現時点で想定しているユースケー
スと検証仮説、仮説の検証に妥当な研究デザイン(プロトコール)策定方針が具体的に記載されて
いること。
・研究開発実施期間の終了後の本格実証・社会実装に向けたデザインが提案されていること。
・実施体制には医師が含まれているなど、被験者の安全面が十分に確保できる体制を整備するこ
と。
・生活習慣病等の予防・管理や健康改善等、または、医療・介護従事者等の業務効率化等に資するア
ルゴリズム開発に加えて、ビッグデータ解析や人工知能の開発など将来的なデータ利活用について
の具体的な計画を提案していること。
<応募~採択の手続きとスケジュール>
e-Radによる申請。研究開発代表者の所属機関の承認を受けること。
応募受付期間;平成29年6月5日~平成29年7月6日(木)正午(厳守)
書面審査;平成29年7月上旬~下旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年8月8日(火)
採否通知;平成29年8月下旬
研究開始;平成29年10月1日
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp