2017/06/20
信濃町地区研究者各位
信濃町キャンパス 学術研究支援課
6月19日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業(3次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年7月18日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年7月21日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業・3次公募
http://www.amed.go.jp/koubo/010520170619-02.html
AMED 戦略推進部 難病研究課
〇研究開発課題1;分野1.健康づくり分野 オ.休養
生活習慣病の発症・重症化における睡眠の影響を調べるための評価指標の開発研究
【研究費の規模】1課題あたり年間5百万円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長2年(平成29~30年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
【応募受付期間】平成29年6月19日(月)~平成29年8月1日(火)正午(厳守)
〇研究開発課題2;分野3.生活習慣病対策分野 ア.循環器疾患(脳卒中を含む)
循環器医療(心不全及び冠動脈疾患)に係る医療の適正化を目指した研究
【研究費の規模】初年度3.3億万円、2年度目以降2千万円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長3年(平成29~31年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
【応募受付期間】平成29年6月19日(月)~平成29年8月1日(火)正午(厳守)
〇研究開発課題3;分野3.生活習慣病対策分野 ア.循環器疾患(脳卒中を含む)
脳卒中の予後改善を目的とした新たな治療法の開発研究(若手研究者)
【研究費の規模】1課題あたり年間1千万円程度(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長2年(平成29~30年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
【応募受付期間】平成29年6月19日(月)~平成29年8月1日(火)正午(厳守)
≪研究事業の目標≫
本研究事業では、健康日本21(第二次)や「日本再興戦略」改訂2014で掲げられている健康寿命の延伸を目指し、かつ健康寿命延伸産業や医療関連産業の拡大を図るため、生活習慣を改善して生活習慣病を予防するだけでなく、生活習慣病の病態解明、新たな予防・診断・治療・保健指導の方法の開発、社会環境の改善等の革新的研究を推進し、生活習慣病の発症予防、重症化予防をさらに推進する他、本研究事業で体系的に取得した科学的根拠が、新たな社会システムや産業を創出するためのシーズとなることを目標とする。(事業ホームページ;http://www.amed.go.jp/program/list/01/05/021.html)
〇研究開発課題1
本公募研究課題では、生活習慣病の発症・重症化における睡眠の影響を調べるための適切な評価指標を確立することを目標とする。
睡眠は人生の3分の1の時間を占める重要な生活習慣である。睡眠に関する諸問題が生活習慣病発症・重症化の独立したリスクであるかどうか、睡眠の量や質を高めることにより生活習慣病発症・重症化予防につながるかどうかは重要な研究課題である。しかし、一方で睡眠と生活習慣病発症・重症化の関係においては様々な交絡因子が存在し、睡眠の質を適切に評価するための定量的・客観的な指標が求められている。
〇研究開発課題2
本公募研究課題においては我が国の循環器医療の全国的な実態を反映するデータベースを構築し、その実態を明らかにし、その適切性を評価するとともに、医療資源等を踏まえた最適な医療を見出す等の研究を進めるのみならず、医療機関や関連学会・関連団体・行政等と連携した上で患者・医療施設・地域の各レベルにおいてPDCAサイクルを回していき循環器医療の質の均てん化・向上につなげていくことを目標とする。
循環器疾患対策を講じる上で我が国の全国的な循環器医療の実態を、患者一人一人に提供されている医療の内容のみならず医療施設・地域ごとの視点から明らかにする必要があるが、現状では基礎資料とすべき十分な悉皆性あるいは代表性と詳細性を兼ね備えた全国規模のデータベースは存在しない。当事業ではこうした診療情報収集の方法に関する研究、診療の質を評価するための指標の開発、実際にDPC情報等から得られる部分的な診療情報を用いた分析等の研究を進めている。
〇研究開発課題3
本公募研究開発課題では、若手研究者(本年4月1日時点で満45歳以下、産休・育休期間を除く)が代表者となり、脳卒中の予後改善につながるような新たなシーズ探索、あるいはその治療効果を検証するための臨床研究を行い革新的な治療法の開発につなげることを目標とする。
脳卒中に対しては、血栓溶解療法や血管内治療等新たな治療法の出現により多くの患者が恩恵を受けるようになってきているが、依然として死亡者は年間11万人にのぼり、予後改善につながる新たな治療法の開発が求められている。新たなシーズを出口まで導くには時間が必要であることを考慮し、本課題については若手研究者に限定した公募を試行的に設定する。
≪求められる成果≫
〇研究開発課題1
・ 基礎研究:生活習慣病の発症・重症化における睡眠の影響を調べるための評価指標開発を目指した基礎的な研究によるシーズ創出等。
・ 臨床研究:評価指標の妥当性を検証するための臨床研究のプロトコール作成等。
〇研究開発課題2
(a)我が国の全国的な循環器医療の実態を反映し、各患者・施設・地域レベルの横断的かつ縦断的な分析
を可能にするデータベースの構築
(b)(a)に基づく全国規模の心不全診療の実態及びその適切性を示す科学的根拠資料
(c)(a)に基づく全国規模の冠動脈血行再建術適応の実態及びその適切性を示す科学的根拠資料
(d)患者・医療機関・地域レベルにおける循環器医療の最適化の方法と、実現により予測される効果・
費用対効果に関する科学的根拠資料、等。
〇研究開発課題3
研究の進捗段階に応じて、病態の解明に関する画期的な発見を示す資料(研究班が作成した原著論文等)、治療法の開発に結びつくシーズに関する資料(知財に関する資料等)、臨床研究のプロトコール等。
≪採択条件、留意事項、提出書類≫
各課題について詳細な説明が公募要領の45~55ページに記載されていますので参照して下さい。
(http://www.amed.go.jp/content/files/jp/koubo/010520170619-02_kouboyoryo.pdf)
≪応募~採択の手続きとスケジュール≫
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
応募受付期間;平成29年6月19日(月)~平成29年8月1日(火)正午(厳守)
書面審査;平成29年8月上旬~8月下旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年9月25日(月)
採否通知;平成29年10月上旬~10月中旬
研究開始;平成29年11月1日(水)
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp