5月11日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「8K等高精細映像データ利活用研究事業/高精細映像データの収集・解析を通じて内視鏡診療支援を行う医用人工知能システムの研究」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年5月26日(金)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年5月29日(月)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
8K等高精細映像データ利活用研究事業
http://www.amed.go.jp/koubo/020120170424.html
AMED 産学連携部 医療機器開発課
【研究開発課題名】高精細映像データの収集・解析を通じて内視鏡診療支援を行う医用人工知能システムの研究
【応募受付期間】平成29年5月11日~平成29年6月9日(金)正午(厳守)
【補助事業費の規模】1課題あたり3.3億円程度/年(間接経費を含む)
【研究予定期間】最長3年(平成29~31年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
【研究開発の目的・内容】
本研究開発では、高精細映像技術を活用した医療機器や、高精細映像データ等をもとに人工知能技術によって診療支援を行うシステムの医療上の有用性等の検証等を行うことで、医療現場に大きな変革をもたらす日本発の医療機器等の振興を図り、わが国が抱える社会的課題の解決や産業競争力の強化を通じた経済成長の実現への寄与を目指す。
具体的には、医用画像機器等からネットワークを介して収集される大量の高精細映像データをはじめとする医療情報から、自律的に人工知能で強化学習する仕組みに基づいた、病変検出から治療方針提案、ならびに再発予測を含む内視鏡診療を支援するシステムの試作品を開発し、診療への活用に係る医療上の有用性について科学的に評価可能なデータを収集・検証するとともに、その検証結果を踏まえた医療機器としての実用化・普及に向けた具体的計画を策定する。
なお、本研究課題の詳細について基本計画を参照して下さい。(http://www.amed.go.jp/content/files/jp/koubo/020120170424_kihonkeikaku.pdf)
【研究開発の目標】
- 中間目標(平成30 年度)病変検出から治療方針提案、ならびに再発予測を含む内視鏡診療支援システムのアルゴリズムを試作し、実用化に向けて、最終目標の達成を可能とする水準の検出感度・予測精度等を備えていることを検証する。
- 最終目標;病変検出から治療方針提案、ならびに再発予測を含む内視鏡診療支援システム全体の実用化に向けた十分な水準の検出感度・予測精度等を備えたアルゴリズムを構築する。また、構築したアルゴリズムの実用性について検証し、PMDA医療機器プロトコル相談の実施に十分な水準のデータを収集する。なお、薬機法承認以外の形での実用化を目指す機能が含まれる場合には、実用化に必要な性能水準を達成することを示すデータを収集する。収集されたデータをもとにした実用化・普及に向けた具体的計画をとりまとめる。
【採択条件、審査において重視する事項等】
- 本事業における課題の採択に当たっては、下記の条件をすべて満たすことを必須条件とします。
・事業趣旨および公募課題の目標と合致し、求められる成果の創出が期待され明確な出口戦略を備えた計画であること。
・医療ニーズを熟知した医師が主導し、産学連携からなるコンソーシアムが研究開発に参加するととも
に、医療機関や関係学会と連携・協力して実施する研究。
また、下記の条件に該当する課題を優先的に採択します。
・従来の診療と比較して実現を目指すシステムの活用による医療上の有用性を明確に示す研究。
・試作品の研究開発、医療上の有用性の検証及び評価に必要な規模の症例数等並びにこれを確保する計
画、体制及びシステムの在り方を明確に示す研究。特に、高度な分析等の実施や多様な症例の確保が
可能な医療機関等と連携・協力する研究。
・人工知能を活用した内視鏡診療支援に係る研究業績を有する研究機関と連携する等して、当該分野に
おける研究開発動向を踏まえて実施する研究
・研究開発成果の事業化に向けた計画及び体制を明確に示す研究。特に、実用化・普及に向けたプロセ
スや事業主体となる内視鏡メーカーを含む民間企業等の参画、研究開発終了後のデータベース等の維
持管理体制の見通しを明確にした研究。
・既存の研究開発との連携等により、公募テーマの目的をより発展的に達成する見通しを明確にした研
究。
【応募~採択の手続きとスケジュール】
e-Radによる申請。研究開発代表者の所属機関の承認を受けること。
応募受付期間;平成29年5月11日~平成29年6月9日(金)正午(厳守)
書面審査;平成29年6月上旬~中旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年6月下旬
採否通知;平成29年7月中旬
研究開始;平成29年8月1日
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp