11月2日付で平成30年度 日本医療研究開発機構(AMED)「エイズ対策実用化研究事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年11月20日(月)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年11月22日(水)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
エイズ対策実用化研究事業
https://www.amed.go.jp/koubo/01/06/0106B_00192.html
AMED 戦略推進部 感染症研究課
○研究開発課題1
新規ワクチン・治療薬開発に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間15~50百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題2
HIV感染の機構解明に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間15~25百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~3課題程度
○研究開発課題3
医薬品シーズ探索に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間10~15百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題4
HIV関連病態解明と治療法開発に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間15~40百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題5
HIV感染症領域における新たな知見の創出に関する研究【若手育成枠】
【研究開発費の規模】1課題あたり年間8百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~3課題程度
≪研究事業の背景と目標≫
- • エイズは世界でのHIV感染者は約3,500万人と推定されており、日本ではHIV感染者・エイズ患者報告数は
- 平成20年頃まで増加傾向にあり、年間で約1,500人の新規HIV感染者が報告されています。さらに日本で
- はエイズを発症してから診断される者の割合が約3割を占め、米国等に比較してその割合が高いことが課
- 題となっています。
- • 薬剤治療の進歩により、HIVに感染しても致死的状況を回避できるようになりましたが、HIV感染症自体は
- 治癒することはなく、長期の薬剤服用が必要となります。また、長期のHIV感染罹患に伴う合併症、抗HI
- V薬の長期内服による副作用、薬剤耐性ウイルスの出現にも対策を検討する必要があります。一方で、
- 感染者のQOLの向上、医療経済上の負担軽減から、完治を目指した研究が重要な課題となっています。
- これらの課題に対応するべく、新規治療戦略(ワクチン・治療薬、医薬品シーズ探索等)、それを支える
- 基盤的研究(HIV感染の機構解明、HIV関連病態の解明と治療法開発、持続感染動物モデル開発等)の推
- 進が喫緊の課題となっています。
- • 本事業では、新たな治療法等の開発に繋がる研究を基礎から実用化まで一貫して推進することを目指し、
- HIV感染の機構や関連病態などの解明を進め、学術論文の公表や知的財産戦略などを推進します。また、
- これらの成果を基に日本発の革新的予防法、治療法などの開発を進めます。さらに、これらHIV感染症の
- 研究に携わる若手研究者の育成を実践的な環境下で行い、HIV感染症の研究の人的基盤の拡大を図りま
- す。
(事業ホームページ;https://www.amed.go.jp/program/list/01/06/003.html)
≪各研究領域と課題の背景・目標、留意事項、提出書類≫
詳細な説明が公募要領の34~39ページ(https://www.amed.go.jp/content/000022891.pdf)に記載されていますので参照して下さい。
≪応募~採択の手続きとスケジュール≫
公募説明会;平成29年11月9日(木)14時(11月6日15:00までに参加申し込み;https://krs.bz/amed/m?f=389)、説明会案内;https://www.amed.go.jp/content/000022345.pdf
応募受付期間;平成29年11月2日(木)~平成29年12月4日(月)正午(厳守)
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
書面審査;平成29年12月中旬~平成30年1月下旬
ヒアリング(必要に応じて実施);日付未定
採否通知;平成30年2月下旬
研究開始;平成30年4月1日(日)
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp