11月2日付で平成30年度 日本医療研究開発機構(AMED)「慢性の痛み解明研究事業(1次公募①②)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年11月20日(月)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年11月22日(水)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
慢性の痛み解明研究事業・1次公募①②
https://www.amed.go.jp/koubo/01/05/0105B_00197.html
AMED 戦略推進部 難病研究課
1次公募①
○研究開発課題1
脊髄損傷後疼痛の病態解明と治療法の開発に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間6百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
○研究開発課題2
肩関節周囲炎の病態に応じた治療法の有効性評価に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間6百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
1次公募②(本公募は、障害者対策総合研究開発事業との連携により行います。)
○研究開発課題1
情動(怒りや恨み等)に伴う慢性疼痛の実態に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間6百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長2年(平成30年度~平成31年度)
【採択課題予定数】0~1課題程度
≪研究事業の背景と目標≫
痛みは主観的な感覚であるため、標準的な評価法や診断法、治療法が確立されておらず、診療体制も十分に整っていませんが、難治性の慢性疼痛に悩む国民は多く、痛み対策が求められています。2010年の「今後の慢性の痛み対策について(提言)」で記載された3種類の慢性の痛み、すなわち、患者数の多い既知の疾患に伴う慢性の痛み、原因や病態が十分に解明されていない慢性の痛み、機能的要因により引き起こされる慢性の痛みについて、病態の解明等の基礎的な研究を進め、評価法等の開発につなげる研究が行われていますが、その数は少なく、より一層の充実を図り患者のQOLの向上支援に結びつけていくことが求められています。
本事業は、原因不明、または痛みの要因は明らかであるにも関わらず治療に抵抗性があるような慢性の痛みを対象とし、病態解明を通じ、客観的指標及び新規治療法等の研究開発を推進することを目標としています。
(事業ホームページ;https://www.amed.go.jp/program/list/01/05/005.html)
≪各研究課題の目標と求められる成果、採択条件、留意事項、提出書類≫
詳細な説明が1次公募①公募要領の32~37ページ(https://www.amed.go.jp/content/000022828.pdf)、1次公募②公募要領の33~35ページ(https://www.amed.go.jp/content/000022830.pdf)に記載されていますので参照して下さい。
≪応募~採択の手続きとスケジュール≫
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
応募受付期間;平成29年11月2日(木)~平成29年12月4日(月)正午(厳守)
書面審査;平成29年12月中旬~下旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成30年1月15日(月)
採否通知;平成30年2月下旬~3月上旬
研究開始;平成30年4月1日(日)
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp