2017/11/07
信濃町地区研究者各位
11月2日付で平成30年度 日本医療研究開発機構(AMED)「肝炎等克服緊急対策研究事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年11月20日(月)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年11月22日(水)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
肝炎等克服緊急対策研究事業
https://www.amed.go.jp/koubo/01/06/0106B_00191.html
AMED 戦略推進部 感染症研究課
○研究開発課題101
B型肝炎患者のドラッグフリーを目指した治療法に関する研究【研究開発費の規模】1課題あたり年間20百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題102
B型肝炎ウイルスの再活性化・再燃による肝炎発症機序に関する研究【研究開発費の規模】1課題あたり年間25百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題103
C型肝炎治療開発に向けた新規作用機序の研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間18百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題104
新たな技術を用いた肝再生及び肝機能の維持回復に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間20百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題105
ウイルス性肝疾患を含む代謝関連肝がん発生の病態解明に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間70百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題106
細胞レベルでの肝発がん機構の解明と予防・治療法に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間25百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題107
経口感染によるウイルス性肝炎の感染防止、病態解明、治療等に関する研究
【研究開発費の規模】1課題あたり年間25百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~2課題程度
○研究開発課題108
免疫学的手法を用いた肝疾患(ウイルス性肝炎を含む)の新規予防法、治療法開発に資する研究〔若手育成枠〕
【研究開発費の規模】1課題あたり年間8百万円程度(間接経費を含まず)
【予定期間】最長3年(平成30年度~平成32年度)
【採択課題予定数】0~3課題程度
≪研究事業の背景と目標≫
B型・C型肝炎ウイルスに現在感染している方は、全国で合計約300~370万人と推定され、国内最大級の感染症です。感染を放置すると肝硬変、肝 がんといった重篤な病態に進行します。このような状況の克服に向けた対策を総合的に推進することを目的に平成22年1月に肝炎対策基本法が施行され、同法 に基づいて平成23年5月に告示され、平成28年6月に改正された肝炎対策基本指針においても、国は肝炎対策を総合的に推進するため、適切な肝炎医療の推 進や普及啓発等と並び、その基盤となる基礎・臨床・疫学研究等を総合的に推進することとされています。
C型肝炎領域では、経口治療薬(インターフェロンフリー治療)の普及により治療成績の向上がもたらされましたが、C型肝炎ウイルスの薬剤耐性獲得やC型肝炎ウイルス排除後の病態の解明などの新しい課題が見出され、速やかな対応が求められています。B型肝炎については、VR(Virological Response)率の改善及びHBs抗原の消失を目指した新規治療法の開発や核酸アナログ製剤を安全に中止する方法の開発等に向けた研究を行います。再活性化については、その発生リスクに応じた適切な検査内容や実施頻度等のフォローアップの方法を研究する必要があります。また、肝硬変や肝発がんについては、線維化や発がんの機序を解明し、病態進展や合併症の評価につながる研究および予防に繋がる研究が必要です。特に肝硬変においては、新たな技術を用いた予防法、治療法の開発研究を行います。 さらに、経口感染するウイルス性肝炎に関する研究を継続するとともに、肝がん全体の中で非ウイルス性肝がんの占める割合が増加してきている背景から、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)/非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)の病態解明や治療等に関する研究も進めます。これら肝炎研究に携わる若手研究者の育成を実践的な環境下で行い、肝炎研究の人的基盤の拡大を図ります。
本事業では、肝炎等克服緊急対策研究事業とB型肝炎創薬実用化等研究事業を通じて、国民の健康を保持する上での重要な課題である肝炎治療実績の大幅な改善につながる成果の獲得を目指し、肝炎に関する基礎から臨床研究を切れ目なく推進します。(肝炎等克服緊急対策研究事業では、肝炎の予防、診断、治療に係る技術の向上、肝炎医療を行う上で必要な医薬品・医療機器の開発につながる、基盤技術の開発も含めた基礎・臨床研究を実施します。また、B型肝炎創薬実用化等研究事業では、B型肝炎の画期的な新規治療薬の開発を目指し、基盤技術の開発を含む創薬研究や、治療薬としての実用化に向けた臨床研究等を総合的に実施しています。平成30年度の新規公募はありません。)
(事業ホームページ;https://www.amed.go.jp/program/list/01/06/004.html)
≪各公募課題の背景と目標、ならびに求められる成果≫
詳細な説明が公募要領の33~39ページに記載されていますので参照して下さい。(https://www.amed.go.jp/content/000022352.pdf)
≪公募~採択の手続きとスケジュール≫
公募説明会;平成29年11月9日(木)14時(11月6日15:00までに参加申し込み;https://krs.bz/amed/m?f=389)、説明会案内;https://www.amed.go.jp/content/000022345.pdf
応募受付期間;平成29年11月2日(木)~平成29年12月6日(水)正午(厳守)
e-Radによる申請。所属機関の承認手続きを行うこと。
書面審査;平成29年12月中旬~平成30年1月中旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成30年2月14日(水)
採否通知;平成30年2月下旬
研究開始;平成30年4月1日(日)