6月8日付で平成28年度 日本医療研究開発機構(AMED)「認知症研究開発事業」「障害者対策総合研究開発事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1)応募意思の申し出締切:【平成28年6月16日(木)】
(2)応募書類一式提出締切:【平成28年6月17日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 分担機関がある場合は、参画機関長の承諾書が必要となります。
・ 研究開発課題の実施に責任を有する者(「研究開発代表者」及び「研究開発分担者」)は確認書の提出が必要となります。
・ 提案書の提出方法:【e-Radおよび郵送】
「認知症研究開発事業」「障害者対策総合研究開発事業」
http://www.amed.go.jp/koubo/010420160608.html
―公募概要―
【公募期間】平成28年6月8日~平成28年6月30日(木)(正午)
【公募テーマ】
<認知症研究開発事業>
① アルツハイマー病に対する簡便かつ侵襲性の低い客観的診断技術の開発を目指す大規模解析・検証研究
② 聴覚補助機器を用いた認知機能低下に対する予防的介入効果研究(予備研究を含む)
<障害者対策総合研究開発事業>
③ 障害者のライフステージに沿った健康増進に関する研究
④ 多職種協働による在宅ロービジョンケアに関する研究
<認知症研究開発事業>
1.アルツハイマー病に対する簡便かつ侵襲性の低い客観的診断技術の開発を目指す大規模解析・検証研究
研究費の規模: 1課題あたりの上限、約3000万円/年(間接経費を含む)
研究実施予定期間:最長4 年 (研究開始は、平成 28 年9月以降を予定)
採択課題予定数: 0~2 課題程度
目標:
アルツハイマー病の患者数は今後も増加することが予想されており、早期診断の重要性が認識されている一方で、汎用性のある非侵襲的診断ツールは不足している。国際的基準に則り、厳密な臨床情報を備えた既存のデータ・検体サンプルを用い、現在まで明らかになっている血液バイオマーカー等の候補を大規模かつ迅速な解析を通じて検証し、簡便かつ侵襲性の低い客観的診断方法を開発する。
2.聴覚補助機器を用いた認知機能低下に対する予防的介入効果研究(予備研究を含む)
研究費の規模: 1課題あたりの上限、300万円程度/年(間接経費を含む)
研究実施予定期間: 最長 3 年 (研究開始は、平成 28 年9月以降を予定)
採択課題予定数: 0~2 課題程度
目標:
難聴が高齢者の認知機能低下に関与するというエビデンスが示されている一方、難聴に対する聴覚補助 機器等が認知機能低下予防等に影響を及ぼすかは明らかではない。聴覚補助機器等の装用を行うことで、 高齢者における認知機能低下予防に関する中長期的な有効性を検証する。
<障害者対策総合研究開発事業>
3.障害者のライフステージに沿った健康増進に関する研究
研究費の規模: 1 課題当たり、2000万円程度/年(間接経費を含む)
研究実施予定期間: 最長 3 年 (研究開始は、平成 28 年9月以降を予定)
採択課題予定数:0~2 課題程度
目標:
近年、障害者の高齢化が進んでおり、加齢に伴う生活機能低下に対する対策は喫緊の課題である。
本研究開発課題では、中高齢障害者の生活機能の実態を調査し、運動・栄養・生活習慣改善プログラムの開発を行うとともにその効果についても検証することにより、平成31年の総合支援法見直しに向け、障害者の生活機能低下と予防、健康増進の効果に関する基礎資料を平成30年度末までに蓄積する。
4.多職種協働による在宅ロービジョンケアに関する研究
研究費の規模: 1 課題当たり、1000万円程度/年(間接経費を含む)
研究実施予定期間:最長 4年 (研究開始は、平成 28 年9月以降を予定)
採択課題予定数: 0~2 課題程度
目標:
ロービジョン(LV)は一般社会のみならず医療関係者からの認知も十分でなく、また照度・コントラスト・歪み・解像度・視野など、視機能障害の病態は様々で、生活環境下での適切な病状評価をもとにした最適な支援の計画及び提供が必要である。そのため医師の指示と視能訓練士の評価・指導のもと、最適な連携体制(e.g. 訪問看護師、歩行訓練士、ケアマネージャー等を含む)を構築し、LV高齢者等を支援する在宅ロービジョンケアプログラムを開発する。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp