12月5日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「ナショナルバイオリソースプロジェクト」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年12月12日(月)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年12月15日(木)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 課題管理者が提案書類を提出するに当たっては、実施機関の長の了承をとる。また複数の実施機関が共同で課題を実施する事業提案を提出する場合には、参加する全ての実施機関の長の了承を得る。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
平成29年度
ナショナルバイオリソースプロジェクト
http://www.amed.go.jp/koubo/040120161115.html
【提出期間】平成28年12月5日~平成28年12月26日(月)(正午)
本公募では、平成29年度から開始する第4期NBRPのうち、中核的拠点整備プログラム、及び情報センター整備プログラムについての公募を実施する。なお、ゲノム情報等整備プログラム、及び基盤技術整備プログラムについては、本公募により採択する中核的拠点との連携が必要なため、4月以降の公募開始を予定している。
1. 中核的拠点整備プログラム
【事業経費の規模】1課題あたり500万円~5000万円/年程度(一般管理費を含む)
【事業予定期間】最長5年 (平成29年度~平成33年度)
【採択課題数】20課題程度
【プログラムの趣旨】
中核的拠点整備プログラムは、ライフサイエンス研究の基礎・基盤となる重要な生物種等であって、我が国独自の優れたバイオリソースとなる可能性を有する生物種等について収集・保存・提供を行う中核的拠点を整備するものである。なお、遺伝子改変生物の作製等のリソース開発は事業の対象としない。
【求められる整備等】
・ 研究者等へ提供したバイオリソースによって得られた研究成果のフィードバック等を受けて、当該バイオリソースの充実を図ること。
・ 当該バイオリソースの標準化、品質の確保、高度化(ゲノム関連情報の取得等も含む)を実施すること。(全ゲノム配列の解析等については、ゲノム情報等整備プログラムとして別途公募を行う。)
・ 当該バイオリソースにおける収集・保存・提供にユーザーや有識者の意見を反映させるため、中核的拠点の実施者を事務局として、ユーザーコミュニティ、有識者※等で構成される運営委員会を設置すること。運営委員会は定期的に開催して、運営の改善やバイオリソースの利活用を推進すること。
※サービスの改善や質の向上のため、第三者の視点も取り入れるよう、当該リソースとは異なる分野の専門家など、ユーザー以外の外部の有識者も委員に含めることとする。
・ バイオリソースの所在情報や特性情報、及び利用成果としての論文情報等のデータベースの構築は、情報センターと連携して整備すること。
・ バイオリソースの収集・保存・提供を実施することにより、他者の知的財産権、商業権等を侵害しないこと。
・ バイオリソースの収集・提供の実施に当たっては、生物遺伝資源移転同意書(MTA)等を用い、バイオリソースに係る知的財産権、利用権等を明確にすること。
・ 情報センターと連携して当該バイオリソースに関する広報、国際連携、ABS対応等の活動を行うこと。
2. 情報センター整備プログラム
【事業経費の規模】1課題あたり2億円/年程度(一般管理費を含む)
【事業予定期間】最長5年 (平成29年度~平成33年度)
【採択課題数】1課題程度
【プログラムの趣旨】
情報センター整備プログラムは、中核的拠点等において整備されるバイオリソースの所在情報や遺伝情報等のデータベースの構築、バイオリソースに関連する倫理・法令・指針遵守のための環境整備、及びNBRPの利活用推進のための広報活動等を行うものである。
【求められる整備等】
・ 第3期NBRPの終了までに情報センター整備プログラムで構築されたデータベース等が円滑に移行されること。
・ バイオリソースの利用者に対して情報の提供を円滑に行える体制が整備されていること。
・ リソース代表機関等のバイオリソースの整備を実施する機関と緊密な連携体制を取り、所在情報や遺伝情報等を迅速かつ網羅的に収集できること。
・ NBRP事業におけるリソース利活用の推進と利用者の拡大を目的とした広報活動として、NBRP 実施者と連携し、各種学会や国際学会等での展示会出展、学会でのシンポジウムやワークショップの開催及び公開成果報告会を開催すること。また、一般も含めた広い範囲でのアウトリーチの活動を行うこと。
・ 生物の多様性に関する条約の遺伝資源の取得の機会およびその利用から生ずる利益の公正かつ衡平な配分(ABS)については、大学等におけるABSへの対応を支援するため、情報の収集・発信や啓発活動を行うとともに、大学等でABSに対応する人材を育成するための研修、マニュアル等の作成、海外からの遺伝資源取得の手続きに関する相談・支援等を行うこと。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp