11月7日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「認知症研究開発事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年11月29日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年12月 2 日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
平成29年度 認知症研究開発事業
http://www.amed.go.jp/koubo/010420161107.html
【提出期間】平成28年11月7日~平成28年12月13日(火)(正午)
1. 認知症の行動心理症状(BPSD) の包括的な治療指針の作成に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり2000万円程度/年 (間接経費を含む)
【研究実施期間】最長3年間(平成29~平成31年度)
【採択課題数】0~2課題程度
【目標】
認知症の介護負担の主要因ともいえる行動心理症状(BPSD) に対する治療やケアは喫緊の課題と考えられる。BPSD に対する薬物治療は、実臨床で多く行われている一方で、薬物治療以外のかかわり等も重要である。しかし、薬物治療やかかわり等を含めた包括的な治療指針は未だ確立されていない。本公募では、多岐にわたるBPSD に関して、包括的な治療指針の作成を目標とする。
2. 認知症と精神・神経疾患の鑑別診断に関する簡易診断支援システム等の開発
【研究費の規模】1課題あたり3000万円程度/年 (間接経費を含む)
【研究実施期間】最長3年間(平成29~平成31年度)
【採択課題数】0~3課題程度
【目標】
認知症と高齢者うつ病等の精神・神経疾患の鑑別診断は、その後の治療方針を決定する上で極めて重要である。しかし、CT やMRI、SPECT 等の検査設備が十分整っていない医療機関では、鑑別診断が困難である。医療設備が十分整っていない医療機関においても使用可能な、鑑別診断の補助となる簡易診断支援システム等の開発を目標とする。
3. 若年性認知症の実態把握とレジストリに資する多元的なデータの共有化・効率化を行うための研究
【研究費の規模】1課題あたり2000万円程度/年 (間接経費を含む)
【研究実施期間】最長2年間(平成29~平成30年度)
【採択課題数】0~2課題程度
【目標】
若年性認知症は本人のみならず、家族等の負担が大きく、社会的問題となっているが、その実態は正確に把握されていない。実態調査をふまえた上で、若年性認知症レジストリを構築することを目指す。得られたデータが将来的に他の認知症レジストリに組み入れられるような仕組み作りを目標とする。
※各課題の【求められる成果】については、公募要領のp51~53を参照
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp