平成28年11月10日
信濃町地区研究者各位
信濃町キャンパス 学術研究支援課
11月8日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年12月 2 日(金)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年12月 5 日(月)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
循環器疾患・糖尿病等生活習慣病対策実用化研究事業(2017年度 1次公募)
http://www.amed.go.jp/koubo/010520161028-04.html
【提出期間】2016年11月8日~2016年12月16日(金)(正午)
【研究期間】最長3年(2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~2課題程度
<分野1.健康づくり分野 オ.【栄養・食生活】>
1. マクロ栄養素摂取量に関する新たなバイオマーカーの開発に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
食事記録に依存しない簡便で新しいマクロ栄養素摂取量を反映するバイオマーカーの開発を目標とする。
<分野3.生活習慣病対策分野 ア.【循環器疾患(脳卒中を含む)】>
2. 心不全の発症・重症化予測とそれに基づく最適な治療戦略の開発研究
【研究費の規模】1課題あたり2000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
我が国における高精度な心不全発症・重症化予測法の開発と、そしてそれを利用した最適な治療戦略を見出す研究を求める。具体的には遺伝子・蛋白質の解析等を通じて得られた新たなバイオマーカーや、臨床情報を用いた新たな予測分析等を用いた適切なリスク層別化法の開発とその有効性の検証がまず求められる。さらに、そうしたリスクに応じた個別化治療戦略がどれだけ心不全発症・重症予防につなげられるかの検証を行うと共に、こうした治療戦略がどれだけ医療経済的な恩恵をもたらすかについても科学的な検証を行うことが求められる。こうした知見を通じて我が国の心不全発症率低下や心不全患者の予後改善、医療費の適正化につながり国民に成果を還元していくことが目標である。
3. 心房細動の発症予測・予後予測とそれに基づく最適な治療戦略の開発研究
【研究費の規模】1課題あたり1500万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
高精度な心房細動の発症予測あるいは予後予測に基づき患者を適切にリスク層別化し、そのリスクに応じた最適な治療戦略を確立させることにつながる研究を求める。本公募を通じて得られた成果が我が国の診療ガイドライン等に反映され、広く診療の質向上につながり我が国の心房細動発症率低下や心房細動患者の予後改善へとつながり国民に成果を還元していくことが目標である。
4. 非侵襲的な画像検査を用いた脳卒中・心血管疾患の発症・重症化予測とそれに基づく最適な治療戦略に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり1500万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
近年我が国においても進歩の著しい画像検査所見を既存の臨床情報と組み合わせることでどの程度発症・重症化予測能が高まるかどうかを検証し、予測に応じた最適な治療戦略を確立させることにつながる研究を求める。本公募を通じて得られた成果が診療ガイドライン等に反映され、広く診療の質向上につながり我が国における脳卒中・循環器疾患の発症率低下や予後改善につながり国民に成果を還元していくことが目標である。
5. 大動脈疾患の診療の質均てん化と向上を目指す研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
Evidence Practice Gapの可視化と縮小化に向けた研究を求める。本公募を通じて得られた成果が我が国における大動脈疾患の診療の質の均てん化・向上につながり、国民に成果を還元していくことが目標である。
6. 弁膜疾患治療の有効性・最適化・費用対効果を明らかにする研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
新たな弁膜症治療の有効性・最適化・費用対効果を明らかにする研究を求める。本公募を通じて得られた成果が診療ガイドライン等に反映され、広く弁膜症治療の適正化・医療費の適正化へとつながることで国民に成果を還元していくことが目標である。
7. 脳卒中を含む循環器診療の質均てん化及び向上を目指す研究
【研究費の規模】1課題あたり1500万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
Evidence Practice Gapの可視化と縮小化に向けた研究を求める。本公募を通じて得られた成果が我が国における脳卒中・循環器診療の質の均てん化・向上につながり、国民に成果を還元していくことが目標である。
8. 急性期脳卒中診療の均てん化に資する血栓溶解療法の推進を目指す研究
【研究費の規模】1課題あたり1500万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
急性期脳卒中診療における血栓溶解療法の効果を最大化するために有効な研究を求める。本公募を通じて得られた成果が我が国における急性期脳卒中診療の均てん化・向上へとつながり、国民に成果を還元していくことが目標である。
<分野3.生活習慣病対策分野 ウ.【その他生活習慣病】>
9. 肥満症の効果の高い治療戦略と減量数値目標を見出す研究
【研究費の規模】1課題あたり2000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
肥満症の合併する健康障害に基づいた効果的な治療アルゴリズムの開発を求める。さらに結果としてどのくらい減量すればどの程度健康障害が改善するのかについて見出し、各分類における減量の数値目標についての知見も求める。本公募の結果を通じて得られた研究成果が我が国における肥満症の適切かつ有効な治療に結びつき、診療ガイドライン等に反映され、広く診療の質向上につながり国民に成果を還元していくことが目標である。
【各課題の、求められる成果、採択条件、留意事項、提出書類一覧】
公募要領のp44~p76を参照。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp