11月1日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「難治性疾患実用化研究事業(2017年度 1次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年11月22日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年11月24日(木)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
難治性疾患実用化研究事業(2017年度 1次公募)
http://www.amed.go.jp/koubo/010520161024.html
【提出期間】2016年11月1日~2016年12月7日(水)(正午)
【事業主旨】
本事業は、「希少性」、「原因不明」、「効果的な治療方法未確立」、「生活面への長期にわたる支障」の4要件を満たす希少難治性疾患を対象として、病因・病態の解明、画期的な診断・治療・予防法の開発を推進することで、希少難治性疾患の克服を目指すものである。
※研究開発費の効率的活用の観点から、「がん」「生活習慣病」「精神疾患」等、他の事業において組織的な研究の対象となっている疾病等は本事業の対象としない。
1. 希少難治性疾患の克服に結びつく独創的な病態解明研究
*若手研究者が研究開発代表者となる課題を対象とする。
【研究費の規模】1課題あたり1300万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~10課題程度
【目的】「画期的な医薬品医療機器等の実用化に関する研究」又は「診療に直結するエビデンス創出研究」につながる成果が得られること
2. 希少難治性疾患に対する画期的な医薬品医療機器等の実用化に関する研究
<2-1>薬事承認を目指す シーズ探索研究 (ステップ0)
【研究費の規模】1課題あたり1000万円~3000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~40課題程度
【目的】開発候補物の創出を目的としたスクリーニング系構築、ヒット化合物評価、構造最適化、探索的薬効評価等
<2-2>治験準備 (ステップ1)
【研究費の規模】1課題あたり3000万円~8000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~4課題程度
【目的】治験への移行を目的とした非臨床試験の実施、治験用製剤又は製品の確保(治験薬のGMP製造、製品のQMS製造等)、治験プロトコールの作成、治験相談の実施等を行い、原則として研究開発期間終了時までに、治験へ進める状況となっていること。
<2-3>医師主導治験 (ステップ2)
【研究費の規模】1課題あたり5000万円~1億5000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~4課題程度
【目的】医師主導治験を実施(治験計画届の提出、第I相試験の実施、第II相試験の実施、POC (proof of concept) の取得、GMP・QMS製造※2等)し、原則として研究開発期間終了時までに、薬事承認申請を実施する企業等への導出が成立すること。
3. 診療に直結するエビデンス創出研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~20課題程度
【目的】、希少難治性疾患(難病)領域における診療ガイドライン等を作成・改定するためのエビデンスの創出を目指す。
4. オミックス解析を通じて希少難治性疾患の医療に貢献する基盤研究 (オミックス解析拠点)
【研究費の規模】1課題あたり3000万円~1億5000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年 (2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~8課題程度
【目的】、希少難治性疾患の患者検体の解析を請け負い、ゲノム解析、トランスクリプトーム解析、プロテオーム解析、メタボローム解析、エピゲノム解析、グライコーム解析等の「オミックス解析」と呼ばれる解析技術を駆使し、希少難治性疾患の発症に関与する生命現象を新規に発見すること、その結果について診断等を通じて臨床現場等に還元すること及びオミックス解析データを治療法、診断法開発のための基盤情報として他の研究へ供出すること。
【各課題の、求められる成果、採択条件、留意事項、提出書類一覧】
公募要領のp44~p62を参照。各課題で提出書類などが異なるため注意が必要。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp