10月14日付で平成28年度 日本医療研究開発機構(AMED)「研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業(ゲノム医療実用化に係るELSI分野)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年10月19日(水)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年10月20日(木)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
研究倫理に関する情報共有と国民理解の推進事業(ゲノム医療実用化に係るELSI分野)
http://www.amed.go.jp/koubo/040120161005.html
【提出期間】平成28年10月14日~平成28年10月31日(月)(正午)
【研究費の規模】1課題あたりの研究費申請上限
・初年度200万円(間接経費を含む)
・次年度300万円(間接経費を含む)
※上記の上限額を超えてより大きな費用が必要な場合の年度に限り、上限額500万円まで申請可能。その場合は、「(様式1)研究開発課題提案書(上限額を超える場合の理由)」にその理由を記載する。
【研究期間】原則2年以内 (契約締結日~平成30年3月末日、1年度延長あり)
【採択課題数】5~10課題程度
【事業の対象となる研究開発課題】
本事業が対象とする研究開発課題は、ゲノム研究・医療に関する次の3点に関する取組です。
(1)先端的なゲノム研究やELSI取組に関する調査・体系的な整理
(2)知識・情報の新しい伝え方の開発と実践(情報発信の手法開発等)
(3)中長期的視点から重要なELSIの検討とその試験的取組
申請者は、上記の3点に対して「どのような取組が必要で、そのためにどのように取り組めるのか」について具体的に提案する必要がある。
本事業では、萌芽的取組を重視する観点から、これまでの業績ではなく、提案の新規性・独創性やチャレンジ精神を重点的に評価する。さらに、同様の観点から、このような取組への新規参画希望者についても強く奨励する。
【各課題の内容】
(1) 先端的なゲノム研究やELSI取組に関する調査・体系的な整理(効果的な情報発信)
AMED事業(ゲノム研究関係)を中心に、研究や関連する事業におけるELSIについての取組を、国民が理解しやすい形で情報発信するための研究提案(国内外での調査等も含めてよい)を求める。具体的には、下記1)2)の例示等を想定しているが、趣旨を踏まえたものであれば、新規性・独創性の高い提案を奨励する。
1)AMEDのゲノム研究に関する事業についての横断的な情報・知識の集約・整理・発信
(各事業紹介、ELSIの論点整理、ゲノム医療のシナリオ設定、専門用語の解説等)
2)ELSIに関する国際的な事例・動向の紹介
(事業運営に直接貢献する調査、ELSI研究者を招へいする国際ワークショップ
(2) 知識・情報の新しい伝え方の開発と実践(情報発信の手法開発等)
国民がゲノム研究・医療に対して親しみや興味・関心を抱くコンテンツや手法の企画・制作についての斬新な提案(国内外での調査等も含めてよい)を求める。具体的には、下記1)2)の例示等を想定しているが、趣旨を踏まえたものであれば、新規性・独創性の高い提案を奨励する。
1)ウェブサイト作成・情報発信におけるデザイン・コンテンツの制作
(ウェブデザイン、アプリ、漫画、キャラクター、その他動画等)
2)参加型の情報伝達・対話手法の企画・実践
(アート等を通じた体験型イベント、新規表現手法を提示する国際的イベント等)
(3) 中長期的視点から重要なELSIの検討とその試験的取組(ELSI研究の推進)
ゲノム研究・医療に関連して中長期的に対応が必要な事項の整理・検討を行い、またその対応事項への実践的な取組を行うための研究提案(国内外での調査等も含めてよい)を求めまる。具体的には、下記1)2)の例示等を想定しているが、趣旨を踏まえたものであれば、新規性・独創性の高い提案を奨励する。
1)今後の市民等の研究参画のあり方(可能性と課題)
(倫理審査委員会やインフォームド・コンセント、疾患レジストリ等における関与方法等)
2)国民の関心・意向の把握やリテラシーの向上に資する取組
(ゲノム研究や将来のゲノム医療に関する意向調査、リテラシーの向上に資する認識調査
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp