「自主学習」は、1989年の慶應義塾大学医学部の教育体系の全般的な見直しに伴って、学生自らが積極的かつ能動的に研究に取り組むカリキュラムとして設置されました。本邦初のこの取り組みは学生が教員と直接マンツーマンに接しながら研究を行うというユニークなものであり、全国的にも注目され本医学部教育の大きな特徴となっています。

自主学習では、基礎および臨床医学の分野で多くの研究テーマが設定されており、学生自身が興味のあるテーマを選択し履修します。4学年の1学期の間、多くの時間をそのテーマの研究にあて、担当教員や教室の教員から密度の高い指導を受けます。

教員とともに密接に研究を行う過程で挫折や喜びを共有し、医学研究の本質を実感してもらうことは、卒後に基礎または臨床のいずれの道に進むとしても貴重な体験になるはずです。「自主学習」は、学生がまさに自ら研究し成果をあげていくものであり、成果ばかりでなく研究に取り組む姿勢も重視しています。研究成果を国際学会で発表したり、Nature等の海外の著名な科学雑誌に発表する学生もいます。