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慶應義塾大学 大学院教育改革支援プログラム 創薬に向けた医薬科学を先導する人材の養成
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2008年度ウィンタースクール

 

 平成21年1月17日(土)信濃町キャンパス北里講堂に於いて、大学院教育改革支援プログラム(大学院GP)「創薬に向けた医薬科学を先導する人材の養成」のウィンタースクールが医学研究科および薬学研究科の共催で開講された。「若手研究者からのメッセージ」というテーマを掲げた今回のウィンタースクールは、医・薬研究科の修士課程の学生が参加の対象となっており、当日は政策メディア研究科の大学院生も含め、約140名の学生および教員が参加した。「若手研究者からのメッセージ」では博士課程に進学した先輩から後輩たちに研究の進め方や自身の経験談など、修士課程の学生の研究の動機づけとなるような、メッセージ性の高い、研究発表が行われた。特に各発表後の質疑応答では会場から積極的な質問がだされ、密度の高いディスカッションが展開された。午後からは国内外の第一線でご活躍されている研究者を招き、特別講演が行われた。富田進先生(Assistant Professor Department of Cellular and Molecular PhysiologyYale University School of Medicine)からは、等身大に近い観点から、自らの研究生活の歴史や米国での研究生活も含めて、先生が米国で新たに同定された、記憶にもかかわるグルタミン酸受容体の制御機構の最新研究成果につき、夢のあるお話を語っていただいた。また吉田賢右先生(東京工業大学資源化学研究所教授)からは、生物のエネルギー変換機構解明について、その研究の歴史からモーターのように回転するATP合成酵素の最新の研究成果、さらに地球外生命探索の意義が議論され、高い見地から学生たちに熱いエールが送られた。スクール終了後の懇親会では和やかな雰囲気のもと、多くの若手研究者が、特別講演講師や参加した教員を囲んで、活発な情報交換が行われた。単なる研究成果の発表でなく、先輩研究者や特別講演者による、研究生活や研究の進め方にまで、議論が及んだ今回のスクールは、若い大学院学生にインパクトがあったようである。懇親会の席でも様々なご意見があったので、来年はさらなる改良を加えて、サマースクールを開催する予定である。
 

 

  >>ウィンタースクールプログラム 

 

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