シン・ミンギョンさんは韓国の大学で修士課程を終え、文部科学省の実施する国費による外国人留学制度を利用し、慶應義塾大学大学院医学研究科に進学しました。
国費留学という選択
Q:なぜ日本、そして慶應義塾大学を選んだのでしょうか。
「私は神経幹細胞などに興味があったのですが、様々な大学のホームページを閲覧してみて、実績があり、自分がやりたいことに最も近かった仲嶋先生の解剖学教室を選びました。その際、日本の他の大学やアメリカの大学なども調べ、近年の研究レポートなども読んで比較検討を重ねていました。博士課程を選ぶには教室の先生とのコンタクトも大切で、私が送ったメールに即座に返信が来たことも嬉しかったですね。」
Q:国費留学制度について、どのように知ったのですか。
「このような制度があることを最初は知りませんでしたが、友人から教えてもらい、日本大使館のホームページにアクセスして詳しい情報を得ることができました。」
Q:国費留学制度を得るために苦労したことはなんですか。
「やはり日本語に苦労しました。日本に来る前に6ヶ月ほどみっちりと日本語の勉強をしました。当然足りませんけれど(笑)。ただ日本に来てからは、研究内容やミーティングなどはほぼ英語なので、その部分に関しては問題ありません。日常生活ではあいかわらず苦労することもありますが。」