最先端の研究を支えるための共用研究施設を、共同利用研究室(Collaborative Research Resources)を中心に充実させています。汎用機器から高度な実験設備や専門的な解析装置までを提供し、イメージング、マルチオミクス解析、動物実験など多岐にわたる研究領域をカバーしています。経験豊富な技術スタッフが、高品質で効率的な研究の実現をサポートします。
中央機器管理部門は、慶應義塾大学医学部内外の研究者に対し、研究機器や施設を幅広く提供することで、研究のさらなる活性化を目指しています。生命医科学研究に必要な100種類以上の先端的な研究機器を利用いただけます。具体的には、ライフサイエンス研究に欠かせない汎用的な機器に加え、X線ナノCTや多光子励起顕微鏡、近赤外を含むレーザー共焦点顕微鏡といった最先端のイメージング装置も稼働しています。また、共用支援WebシステムKeio.SimpRent.jpは、機器の情報や予約から利用料支払いまで、利用者にとって利便性の高い環境を提供しています。SimpRentの閲覧は、アカウントなしでも可能ですので、研究計画の初期段階から成果発表までぜひご活用ください。
動物実験センターは医学部動物実験運営委員会のもとに、共同動物実験施設の管理運営を行っています。共同動物実験施設には動物愛護に配慮した設備を整え、小型げっ歯類や中大動物を飼育管理しています。中大動物の各処置に対応した動物手術室を設置、小型げっ歯類を中心とした発生工学・遺伝子改変技術支援を行うことで、生命科学研究および医学研究をサポートしています。
電子顕微鏡研究室では、超微細構造の解析のため、透過および走査電子顕微鏡と周辺機器を共同利用機器として提供しています。さらに、マルチビーム走査電子顕微鏡も稼働し、広範囲な連続した組織切片をナノスケールで高速撮影が可能です。利用者ご自身で機器を操作する機器利用だけでなく、試料作製から観察までを受託サービスとして利用いただけます。