< before      next >

2-1)平成19年度の取り組み

現在医学部ですでに購入している220組のPolling Padを用いて、4月から臨床講義や基礎系の現在のカリキュラムの中での講義をインタラクティブにするための取り組みを関係教員の参加を経て開始する。

さらに全医学生に行うことが可能になる400セットを追加購入し、全学年でKeePadを用いた教育を開始する。この1年間の使用経験から、如何なる教材の作成が効果的か、新カリキュラムの教材を開発する基礎データとする。


教材内容の策定

第一に、教育効果を高める取り組みの評価、適切な質問、小テスト、授業評価に導入して、有効利用のノウハウを備蓄しながら、新カリキュラムでの講義形態の議論し、そのための有効な講義用教材の準備をすすめる。

海外から一流講師を招聘し、英語によるベッドサイド教育や臨床講義の有効な教育技法のデモンストレーション、英語によるDVDを記録作成する。その際、英語による教育状況、英語によるプレゼンテーション、英語PBLに関する教員、学生の為の教育用DVDを作成する。


教材の映像化

第二に、IPod動画配信による教材作成を進める。これには第一段階として、CTやMRIによる画像情報の教材、基本的な組織標本・病理標本をiPod動画配信するための映像化を進める。また、既成のがん終末期の疼痛コントロールの教材などすでにDVD化されている教材のiPod動画配信教材用に映像化をすすめる。

また、医師になりすぐに必要になる意識障害レベルを診断するJapan coma Scaleの診断手技、方法を解説し理解させる画像教材、体外式自動除細動器(AED)を含めた一次蘇生教育(BLS)の教育教材をiPOd動画配信に使用できる形の教材に作成する。


利用環境の整備

最後に、現在キャンパスアグリーメントしている、Clinical Resouces @ Ovidに対応した英語教材の必要なものを、入手可能な教材リストを全教員にしめし、使用しているイントラネット環境で使用する上で望ましい教材の意見を集約する。その上でこれらのテキストへのアクセス件を増加させる。

今後作成される教材をストックする専用サーバーを設置して備蓄を開始する。そしてアクセスを開始し、すでに設置されている学内のイントラネットを介して、学生が、授業前の学習、授業後の学習を繰り返し行える教材環境を整備する。






< before      next >