基礎研究医コース
プログラム内容(2026年度)
2年間を慶應義塾大学病院で研修するコースです
1年次 | 内科 (24週) |
救急(8週) +麻酔(4週)※1 | 外科・小児・ 産婦・精神: 1~3診療科 (各4週) |
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2年次 | 地域 (一般外来・在宅を含む)(4週) ※2 |
外科・小児・産婦・精神:1年次に研修していない診療科 (各4週) |
選択 (~40週) [基礎医学系教室での研究機関を含む] |
※1 救急部門の研修については原則以下の通りとする。
・1年次の救急科12週のうち8週を救急科研修、4週を麻酔科での救急部門の研修とする。
※2 地域医療研修の施設について
・専門診療(例:皮膚科、脳外科、精神科など)に特化する施設においても一般外来研修としての到達目標が達成できる研修内容を行う。それらの施設において地域包括医療や外科的疾患と合わせて、一般的な疾患の診療にて研修できる施設である。
・地域医療研修にて一般外来研修を充足できない場合は、慶應義塾大学病院にて短期間の一般外来研修(内科(総合診療科を含む)・小児科・外科など)ができるように調整する。
・地域医療研修期間中の月~土(14:30までの勤務時間)のうち1~数日の在宅医療研修を行う。
・一般外来の研修を行う診療科は、内科(総合診療科を含む)、小児科(慶應義塾大学病院でのみ)、外科および地域医療でも行う。(4週以上)
※3 基礎医学系教室での研究について
・2年次の選択研修期間中に、16週以上24週未満の間は基礎医学系教室に所属し研究活動を行う。
基礎研究医コースセンター員メッセージ
「診療のできる基礎研究医」を養成し、キャリア形成の幅を広げます
コース責任者
卒後臨床研修センター 平橋 淳一
世界的に基礎医学研究の重要性が再認識されている中で、厚生労働省が新たに打ち出したプログラムです。基礎医学研究に意欲がある方を対象に、慶應義塾大学が有する恵まれた環境とリソースを活用して、臨床研修と基礎医学研究の両立を目指します。1年目には各診療科領域の指導医から基本的診療やチーム医療を学ぶと共に、受け持った症例や遭遇した医療上の未解決点を研究課題へと変換する思考法を学びます。また、2年目の選択研修期間のうちの一定期間(16週~24週)基礎医学系教室に所属して医学研究を行うことができます。このコースでは臨床研修の到達目標を達成しながら「診療のできる基礎研究医」を養成しますので、社会からのニーズに応えるだけでなくあなたのキャリア形成の幅を大きく広げることにつながります。慶應義塾大学医学部はこの新たなプログラムの目的の達成に最適な環境を提供できますので、是非挑戦してみてください。本コースの第1期の研修医からも、すでに好評をいただいています。
研修医メッセージ
こちらをご覧ください。
キャリアパス
基礎研究医コースでの研修を通じ、以下のようなキャリアパスが想定されます
1)大学院修了後、国内および国外の研究室でポスドクを行う
2)基礎医学教室の助教や理化学研究所などの学外施設での研究員などのポジションにつく
3)製薬企業の研究・開発ポジションにつく
4)バイオベンチャーの創業に関わる
5)PMDA, AMED, 文部科学省, 厚生労働省などの公的機関に就職する
6)臨床教室に所属して基礎医学研究を行う
7)臨床教室に所属して臨床医としてのキャリアを更に積む