12月21日(金)・22日(土)の2日間、日吉キャンパスの協生館内「藤原洋記念ホール」にて、本学が当番
校として第58回医学系大学倫理委員会連絡会議を開催し、全国の医学系大学の倫理審査委員会関係者275人
が参加しました。
医学系大学倫理委員会連絡会議は、各大学倫理委員会間の連携を保ち、学術的情報及び意見の交換を図ることにより、医学・医療における倫理の向上に寄与することを目的として、年に2回、各大学持ち回りで開催されています。
初日の学術集会では、天谷雅行医学部長による開会の挨拶に続き、「未来の医療がめざすもの~社会と研究の調和~」というテーマのもと、厚生労働省医務技監 鈴木康裕様による「これからの医療と倫理」、株式会社朝日新聞社秋田総局長 林敦彦様による「メディアから見た医療」、一般社団法人グループ・ネクサス・ジャパン理事長 天野慎介様による「患者と国民が研究開発に期待すること」、国立研究開発法人日本医療研究開発機構理事 菱山豊様による「医療分野の研究開発と研究倫理・生命倫理」と、様々な分野で医療や研究に関わる4名による講演が行われました。
二日目の学術集会では、「倫理審査委員会の運営と課題」というテーマのもと、まず慶應義塾大学病院臨床研究推進センター 中川敦夫特任講師により、事前のアンケート結果を集計した内容を中心とした「倫理審査委員会の現場 ~全国79施設の実態調査報告~」の基調講演が行われました。
その後、中川特任講師の他、岡山大学病院新医療研究開発センター助教 吉原久美子様、東京医科歯科大学生命倫理研究センター講師 江花有亮様、名古屋大学医学部附属病院医学研究・臨床倫理推進室室長 飯島祥彦様、新潟大学研究推進機構特任助教 鈴木浩史様、宮崎大学医学部附属病院臨床研究支援センター准教授・研究倫理支援部門長 岩江荘介様より各大学の倫理審査委員会の運営についての事例紹介が行われ、続いて6名によるパネルディスカッションを実施し、活発な討論が行われました。