2018年11月1日、インスブルック医科大学(オーストリア)学長のウォルフガング・フライシュハッカー教授(President Prof. Wolfgang Fleischhacker)および2名の医師が信濃町キャンパスを訪問されました。
はじめに、教育研究交流に関する包括協定の締結を記念して、調印式を行いました。
次に、両校の今後の協力関係について意見交換が行われました。
臨床研究、治験データ解析の造詣が深い世界的リーダーであるフライシュハッカー教授が主宰するインスブルック医科大学精神科は、2008年以降、慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室との間で共同研究を行い、複数の研究者が論文を共著してきました。また、慶應義塾が実施する様々な大規模臨床試験データの再解析において同教授から多くの助言をいただきました。
続いて行われたフライシュハッカー教授による特別講演では、医師・研究者としてのキャリア形成についてご自身の経験を踏まえた具体的な説明がなされ、積極的な意見交換が行われました。
今後、インスブルック医科大学精神科と慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室との継続的な研究協力に加えて、医学部全体における研究や学生交換等の活発な交流が期待されます。