2017年12月18日、厚生労働省の大沼みずほ政務官が信濃町キャンパスを訪問されました。
はじめに、天谷雅行医学部長より、病院・医学部についての紹介と開設100年を記念した取り組みについての紹介が行われました。
次に、臨床遺伝学センターの小崎健次郎教授より、診断不明患者の診断を目指す未診断疾患イニシアチブの紹介が行われ、臨床遺伝学センターにてゲノム解析の現場を見学しました。
続いて、リハビリテーション医学教室の里宇明元教授より、脳卒中後の運動麻痺を回復するシステムであるBMIリハビリロボットシステムの実用化に向けた活動が紹介されました。ロボットの支援により麻痺した手を動かし、運動感覚情報を脳にフィードバックするもので、大沼政務官も実際に体験をされました。
最後に、産学連携担当学部長補佐を務める、整形外科学教室の中村雅也教授より、iPS細胞を用いた脊髄再生研究と、モーターを駆動して人と一体となって関節の働きを助けるロボットスーツが紹介され、デモンストレーションが行われました。また、産・学・医療の連携拠点であるJKiC(JSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター)棟を見学しました。
大沼政務官からは、慶應医学部の研究活動に関し積極的なご意見を賜り、活発な意見交換が行われました。