4月20日付で平成28年度 日本医療研究開発機構(AMED)「次世代がん医療創生研究事業(2次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1)応募意思の申し出締切:【平成28年5月2日(月)】
(2)応募書類一式提出締切:【平成28年5月6日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります(【e-Rad】申請において、機関承認が必要になります)。
・ 提案書の提出方法:【e-rad】
・ 1次公募に応募して採択された研究代表者は、今回の2次公募の研究代表者として応募出来ません
公募概要
次世代がん医療創生研究事業(2次公募)
http://www.amed.go.jp/koubo/010320160408.html
【受付期間】
探索研究タイプ:平成28年4月20日~平成28年5月18日(水)正午 (厳守)
【予算規模(研究費、研究期間、採択課題数)】
① ユニット型
・研究費の規模:1課題あたり2000万円程度/年(間接経費含む)
・研究実施予定期間:2年度(平成28年度~平成29年度)
・新規採択課題予定数:各研究領域あたり3~5課題程度
② 若手育成枠
・研究費の規模:1課題あたり1000万円程度/年(間接経費含む)
・研究実施予定期間:2年度(平成28年度~平成29年度)
・新規採択課題予定数:各研究領域あたり3~5課題程度
【公募課題について】
<探索研究タイプ>
がんの発症・進展のメカニズムの解明を進めることにより、当該領域におけるシーズ探索や、創薬ツール開発のための研究を行い、研究期間中に有用性の高いがん治療薬や早期診断法の開発に繋がるシーズを取得することを目指す研究を対象とします。
特に若手育成枠については、将来のシーズ取得に繋がる独創性・先進性の高い研究も対象と
します。
○研究領域A
がんの発症・進展に関わる代謝産物やタンパク質相互作用に着目した新規治療法の研究(治療ターゲット)
・公募する研究課題
(ア) がんの代謝特性を標的にした治療法の開発
(イ) がん関連タンパク質の相互作用・転写後調節・翻訳後修飾を標的とした治療法の開発
(ウ) がんの分化異常を標的とした革新的治療法の開発
(エ) 細胞周期及び染色体構造を標的とした治療法の開発
(オ) がんの細胞死誘導機構を利用した革新的治療法の開発
(カ) 支持療法の開発を目指した腫瘍随伴症候群の原因の解明と治療法の開発
○研究領域B
がん生物学と異分野先端技術の融合による新規創薬システムの構築とそれによるがん根治療法の研究(異分野融合創薬システム)
・公募する研究課題
(ア) DDS や放射線治療等を含めた先端的創薬技術開発を応用した治療法の開発
(イ) 異分野先端技術融合による画期的薬効評価システムの構築による治療法の開発
(ウ) がん微小環境のネットワーク撃滅を実現する標的分子群の同定に基づく治療法の開発
(エ) がん間質との相互作用等におけるタンパク質相互作用を標的とした治療法の開発
(オ) 残存病変、転移・再発巣を制御する治療法の開発
○研究領域C
体内のがん細胞を取り巻く環境制御と免疫応答効率化への革新的・基盤的治療法の研究(免疫機能制御)
・公募する研究課題
(ア) がん細胞の遺伝子変異情報とがん組織の免疫環境情報を利用した患者個人の免疫反応に基づく効果予測診断法の確立
(イ) 効率的なネオアンチゲンスクリーニング法の開発
(ウ) がん細胞と周辺組織の免疫環境解析を基軸とした特異的標的分子群の研究
(エ) 免疫抑制の制御法や免疫賦活因子の探索とそれを標的とする治療法の開発
○研究領域D
患者に優しい高感度・高精度ながん診断法の研究(診断/バイオマーカー)
・公募する研究課題
(ア) がんの易罹患性・早期診断バイオマーカーの開発
(イ) 抗がん剤等の副作用又は効果予測診断法の開発
(ウ) 血中循環腫瘍細胞の捕捉と解析によるがん診断法の開発
(エ) がんの分子病態解明と分子イメージング技術を融合したがん診断法の開発
○研究領域E
がん細胞の不均一性等に対応した難治性がんの治療法の研究(がん多様性)
・公募する研究課題
(ア) がん細胞ゲノム、エピゲノムに蓄積する変異の不均一性の研究
(イ) 家族性がんの原因・発症機構の研究
(ウ) がん細胞の特性理解に基づく新たながん克服法の開発
(エ) がん細胞と微小環境の相互作用の解明に基づく新たな治療標的の研究
(オ) がん細胞の不均一性等に対応した転移・再発・治療抵抗性がんの治療標的の研究
(カ) 腫瘍内不均一性を生み出すがんの進化原理についての研究
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp