11月8日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発分野)(1次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年11月29日(火)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年12月 2 日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
免疫アレルギー疾患等実用化研究事業(移植医療技術開発分野)(2017年度 1次公募)
http://www.amed.go.jp/koubo/010520161028-02.html
【提出期間】2016年11月8日~2016年12月13日(火)(正午)
【研究期間】最長3年(2017年度~2019年度)
【採択課題数】0~2課題程度
1. 新規臍帯血移植法の開発に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
臍帯血移植は実臨床に応用されてからの歴史が浅く、生物学的特性等不明な点も多く、臍帯血移植特有の生着不全や免疫能回復遅延等依然として解決すべき課題である。新規臍帯血移植法により臍帯血移植のさらなる成績向上を目指し、それにより血液疾患全体の長期予後およびQOL向上につながることを目標とする。
2. 移植後GVHD(移植片宿主病)に関する研究
2-1:移植後GVHD(移植片対宿主病)に対する新規治療法の開発に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり700万円/年程度(間接経費を含む)
2-2:移植後GVHD(移植片対宿主病)に対する予防法の開発に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり700万円/年程度(間接経費を含む)
【目標(2-1,2-2共通】
免疫抑制剤による従来のGVHD治療とは異なる新規治療において、臨床研究によるエビデンスの構築および基礎研究によるメカニズム解明を同時に進めることにより、ステロイド抵抗性GVHDに対する安全かつ効果的な新規治療法又は予防法を開発し、移植後の患者の予後やQOLを改善することを目標とする。なお、より費用対効果の高い新規治療法又は予防法であることが望ましい。
3. 造血細胞移植一元化登録研究システムのデータを活用した移植成績の向上に資する臨床研究
【研究費の規模】1課題あたり600万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
オールジャパン体制を構築し、造血細胞移植一元化登録研究システム(TRUMP)データを活用することにより、移植成績の向上に資する臨床研究を推進することを目標とする。
4. 臓器移植における抗体関連拒絶反応の新規治療法の開発に関する研究
【研究費の規模】1課題あたり1000万円/年程度(間接経費を含む)
【目標】
抗体関連拒絶反応は、血行動態に影響を与え致死的な状態を引き起こす。臓器(心、肺、肝、腎、膵、小腸)移植施設にてオールジャパン体制で組織し、抗体関連拒絶反応を起こした患者への調査結果をもとに原因究明を行うと同時に、免疫抑制剤の使用方法及び新規免疫抑制療法の開発を行うことを目標とする。
【各課題の、求められる成果、採択条件、留意事項、提出書類一覧】
公募要領のp43~p56を参照。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp