産婦人科医育成コース
プログラム内容(2024年度)
2年間を慶應義塾大学病院で研修する産婦人科医育成コースです
1年次 | 産婦人科 (8週) |
外科・小児・精神の1診療科 (4週)※3 |
救急(8週) +麻酔(4週)※1 |
内科 (24週) |
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2年次 | 地域 (一般外来 ・在宅を 含む) (4週) ※2 |
外科・小児・精神:1年次に研修していない診療科 (8週)※3 |
産婦人科 (8週) |
選択 (28週) |
(2年次のローテーションは順不同)
※1 救急部門の研修については原則以下の通りとする。
1年次の救急科12週のうち8週を救急科研修、4週を麻酔科での救急部門の研修とする。
※2 地域医療研修の施設について
・専門診療(例:皮膚科、脳外科、精神科など)に特化する施設においても一般外来研修としての到達目標が達成できる研修内容を行う。それらの施設において地域包括医療や外科的疾患と合わせて、一般的な疾患の診療にて研修できる施設である。
・地域医療研修にて一般外来研修を充足できない場合は、慶應義塾大学病院にて短期間の一般外来研修(内科(総合診療科を含む)・小児科・外科など)ができるように調整する。
・地域医療研修期間中の月~土(14:30までの勤務時間)のうち1~数日の在宅医療研修を行う。
※3 小児科研修を新生児救急としてNICU研修とすることも可能(事前にプログラム責任者との相談が必要)
● 産婦人科研修期間中に限り、産婦人科当直研修をすることが可能(事前にプログラム責任者との相談が必要)ただし、研修に課されている月毎の当直研修単位数は救急科当直と産婦人科当直の合算。産婦人科当直は月2回上限。
● 一般外来の研修を行う診療科は、内科(総合診療科を含む)、小児科(慶應義塾大学病院でのみ)、外科および地域医療でも行う。(4週以上)
● 「産婦人科医育成コース」は産婦人科医を目指す人のためのコースであるが、臨床研修修了後に他の診療科に進むことも許容される。
産婦人科医育成コース 責任者メッセージ
女性に特有の医療への理解を深めるチャンス
コース責任者
卒後臨床研修センター副センター長
内田 浩
診療科の臨床を実地に学び体感することで、将来の専門研修の進路選択の参考にできることは初期臨床研修の大きな魅力なひとつです。「産婦人科医育成コース」となると、将来が産婦人科一択になると身構えてしまうのではないでしょうか。もちろん既に将来の自分の産婦人科医としての未来像が描けている人にとっては、多くの診療科のローテート中にも将来産婦人科医になる自分にとって学ぶべき」内容を優先的に指導してもらえるチャンスとなりえます。一方で産婦人科は月経、妊娠、出産といった女性特有のライフイベントの他にも女性臓器特有の疾患を取り扱うという医学としてではなく、女性に対する医療、診察に特有な配慮といったことをもっとも意識している診療科と言えます。患者さんの半分をしめる女性に対しての医療者としての接し方を当たり前のように身につけるだけでも有意義なプログラムとなること思います。女性のミカタの産婦人科的視点をもった医師として多くの診療科に羽ばたいていってもらいたいと思います。
研修医メッセージ
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