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《プレスリリース》アルツハイマー病iPS細胞を樹立、その発症メカニズムを確認
2011年9月9日
―アルツハイマー病の病態の解明と治療薬開発の進展に期待―
「Human Molecular Genetics」オンライン速報版で公開 2011.9.9
慶應義塾大学医学部 神経内科研究グループ(鈴木則宏教授、八木拓也(大学院生)、伊東大介(講師))は、生理学教室グループ(岡野栄之教授(本GCOEプログラム拠点リーダー)、岡田洋平(講師)、赤松和土(講師))らと共同でアルツハイマー病をはじめとする神経難病の病態解明と根本治療の開発に取り組んでいます。
今回、同研究グループは、アルツハイマー病患者さまの皮膚の細胞から、人工多能性幹細胞(iPS 細胞)を作成することに成功しました。さらにこのiPS 細胞から神経細胞を誘導し、アルツハイマー病由来の細胞ではベーターアミロイドと呼ばれる毒性の高いたんぱく質が通常の約2倍産生されていることを確認しました。また、この細胞はベーターアミロイドの産生を抑制する薬剤に鋭敏に反応することも示され、新規の治療薬の開発に利用できると期待されます。
これまで、疾患iPS細胞樹立は、北米を中心としていくつかのグループで報告されていますが、アルツハイマー病iPS細胞としては最初の学術論文です。
今後、神経難病研究が新たな展開を迎えることとなります。
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