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2 補助事業について

(5)補助事業から得られる具体的な成果

これらの平成20年度の補助事業実施計画を実施することにより、本補助事業から得られる具体的な成果は、以下の通りである。


@  学生が、医療安全、生命倫理に関する専門家、関係者の生の講演を聴くことで、幅広い学習効果をあげることが可能になる。

A  学生に小児科、産科に関する実践的教育、ターミナル患者へのアプローチをSPを利用した教育を増やすことで、学生への臨床教育の実をあげることができる。

B  ハワイ大でのアメリカ式教育をワークショップに参加した教員により、学生教育への取り入れがすすみ、アメリカ式教育を臨床教育などに取り入れることで、学生教育がより充実する。

C  いまだ、教員を含め理解の乏しいMedical Professionalismに対する理解を、教員だけでなく学生にも教材として使用することで、この教育の実をあげることが可能になる、その第一段階をすすめることができる。

D  ともに、有効な教育、教材を考えることで、学生の意欲を高め自主学習をすすめる習慣を身に付けさせることができる。

E  大学病院での学生教育では身に付かない、プライマリ・ケアを中心とした学習をすすめ、学生は幅広い教育を得ることが可能になる。

F  学生時代から、inter-professionalな専門分野での情報交換、専門の壁を越えたチーム医療の問題点、重要性を理解することで、将来医師になった時に大いに役立つ経験を身に付けることができる。

G  学生が自ら、将来の'良い医師'になる際、'誓いの言葉'を作成することで、倫理観、患者さんへの対応などを深く考えさせる機会にできる。また、将来成果物を製本する企画をすすめることで、学習意欲を向上させることができる。

H  '良い医師'の構成要素を数値化することで、学生教育へのカリキュラムの構成、適切なパーセントを把握し、学生は'良い医師'に育つべき充実した医学教育を受けられる。また、将来的には従来の知識偏重ではなく、'良い医師'の構成に相応しい評価を受けることが可能になる。

I  海外からのProfessionalismに造詣の深い専門家との意見交換、議論を通して、教育の国際化とグローバルなレベルへの対応が可能になる。この結果、学生の教育レベルを一段とあげることができる。


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