
【公募情報】日本医療研究開発機構(AMED)「女性の健康の包括的支援実用化研究事業」
平成27年7月16日
信濃町地区研究者各位
信濃町キャンパス 学術研究支援課
【公募情報】日本医療研究開発機構(AMED)「女性の健康の包括的支援実用化研究事業」
7月10日付で『女性の健康の包括的支援実用化研究事業』について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1)応募意思の申し出締切:【平成27年7月29日(水)】
(2)応募書類一式提出締切:【平成27年7月31日(金)午前9時】
※8/10から8/16まで三田一斉休暇のため、e-Rad機関承認は8/7に致します。
研究者のe-Rad最終アップロードも8/6以前になりますこと何卒ご了承下さい。
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 提案書の提出方法:【e-rad】
—公募概要—
女性の健康の包括的支援実用化研究事業
http://www.amed.go.jp/koubo/010720150710.html[外部ページ]
【応募受付期間】2015年7月10日~2015年8月14日(金)正午
【研究開発課題(7課題)】
1. 女性ホルモンに着目した疫学研究および介入研究を用いた予防法の開発
2. 性差に基づく至適薬物療法の検討
3. 女性の健康向上に資するウエアラブル医療機器等の開発、および機器利用による診療の質向上に関する研究
4. 子宮内膜症の病態解明、および予防・治療法の開発
5. エストロゲン低下にともなう骨粗鬆症の病態解明と予防、治療に関する研究
6. 若年女性のスポーツ障害の解析とその予防と治療
7. 女性の出産後メタボリックシンドローム発症のリスク因子同定と予防研究
<研究開発課題1>
女性ホルモンに着目した疫学研究および介入研究を用いた予防法の開発
【研究開発規模】1課題あたり1500万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長3年(平成27~29年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1~2課題程度
【目標】女性の一生のステージごとの健康課題について、ホルモンの性差および女性特有の心理・行動・認知などにおける性差に視点を置いた各健康課題の病態解明と予防および治療開発を行うため、ライフステージに応じた健康課題把握のための疫学的研究・介入研究を行う。
【求められる成果】
・ライフステージごとの健康課題の明確化
<研究開発課題2>
性差に基づく至適薬物療法の検討
【研究開発規模】1課題あたり2100万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長2年(平成27~28年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1課題程度
【目標】体型やプロテオーム、メタボローム等の情報や標的臓器ごとの性差に着目し、効果副作用の相関を見いだし、その結果に基づき、至適な男女別の投与量設定に関して考察することを目標とする。
【求められる成果】
・個人間差に影響を与え得る因子に基づいた男性、女性別の適正用量設定
・性差医療に関するガイドラインの作成
<研究開発課題3>
女性の健康向上に資するウエアラブル医療機器等の開発、および機器利用による診療の質向上に関する研究
【研究開発規模】1課題あたり2000万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長3年(平成27~29年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1課題程度
【目標】月経周期や睡眠リズムなどとそれに基づく精神・身体状態の管理、妊娠時の身体状況モニタ-等により、電子機器を通じた利用者個人と医療機関との情報交換による診療の質、利用者の生活の質の向上を目標とする。
【求められる成果】
・月経周期や睡眠リズム等のモニターと治療介入
<研究開発課題4>
子宮内膜症の病態解明、および予防・治療法の開発
【研究開発規模】1課題あたり500~1000万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長3年(平成27~29年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】2課題程度
【目標】手術療法を含めた集学的治療および新たな薬剤を含めた身体に負担の少ない治療法の開発を目標とする。
【求められる成果】
・子宮内膜症の病態解明
・予防・治療プロトコール作成
<研究開発課題5>
エストロゲン低下にともなう骨粗鬆症の病態解明と予防、治療に関する研究
【研究開発規模】1課題あたり500~1400万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長3年(平成27~29年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1~4課題程度
【目標】病態機序として骨の吸収と形成に関わるカップリング因子とその調節機構が明らかにされつつあり、また、骨から分泌される因子による全身の代謝調節機構など骨-臓器間の連関についても注目されており、脂質異常症や高血圧症、動脈硬化などの疾患と併存することの多い骨粗鬆症の病態解明が期待される。
診断には既存の骨吸収・形成のマーカーが指標になるが、予防介入の観点では発症予測可能なマーカーの開発が求められる。治療にはさまざまな薬剤が使用されているが、女性の年齢の推移に伴う使用法や他臓器障害を持つ患者における使用法については明らかでなく、薬物動態を踏まえた投与法および投与量などのプロトコール作成が望まれる。
【求められる成果】
・若年女性の骨量獲得に与える栄養評価・対策
・骨粗鬆症の実態調査
・病態解明
・疾患予測マーカーの開発
<研究開発課題6>
若年女性のスポーツ障害の解析とその予防と治療
【研究開発規模】1課題あたり1000万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長1年(平成27年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1課題程度
【目標】女性スポーツ選手等のホルモン調節障害による月経周期異常を事前に予防し、無月経および月経不順による身体機能障害や精神的不安を回避する。また、多発する疲労骨折の原因究明とその管理・治療法の確立により、妊孕性や身体機能を正常に維持し女性スポーツ選手の現役時代ばかりでなく引退後の人生をも見据え適切に支援する。
【求められる成果】
・現状問題点の抽出
<研究開発課題7>
女性の出産後メタボリックシンドローム発症のリスク因子同定と予防研究
【研究開発規模】1課題あたり1000万円/年 (間接経費を含む)
【研究開発期間】最長1年(平成27年度)(研究開始は平成27年10月中旬以降予定)
【採択課題数】1課題程度
【目標】出産後のメタボリックシンドローム発症のリスク因子を明らかにし、高リスク群のフォローと指導介入による疾患発症予防を目的とする。
【求められる成果】
・出産後メタボリックシンドロームのリスク因子同定
・今後予防介入や治療指針を作成する際に必要となる介入試験のプロトコール作成
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp


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