
9月27日(金)田村憲久厚生労働大臣講演会開催
平成25年9月27日、田村憲久厚生労働大臣が来校され、本学信濃町キャンパスにおいて、医学部教員を対象に講演会が行われました。末松誠医学部長より、現場主義をモットーとされている田村大臣の紹介と、今回の講演会が実現に至った経緯が説明された後、「内閣府の健康医療戦略、日本版NIH等に対する厚生労働省の考えについて、また、それらの課題について大学医学部・大学附属病院が果たすべき役割」をテーマに、講演いただきました。
健康医療戦略については、持続可能な医療保障、医療関連産業の成長、超高齢化社会のモデル構築の3つの柱について、経済を良くすることをベースに、民間病院数の多い日本における病院完結型から地域完結型医療・介護への医療提供体制に向けた方策、安全性と一定の効果を検証した上で臨床研究や治験を促進するルートづくり、予防健康管理への取り組みなど、厚生労働行政の考え方が紹介されました。また、日本版NIHについて、各省に分散する研究開発を集約し、基礎から応用・実用化研究まで効率よく一元的に支援する仕組みと課題について示されました。
最後の質疑応答では、医療ビッグデータに関する国の方向性、再生医療分野の医薬品・医療機器の審査に関する国際的基準の課題、老人のみならず小児の在宅医療の問題、薬価と医療の選択肢に関する問題、先進医療開発にかかる人材確保など、医学部・病院の現場からの率直な質問や意見が提示され、活気のある意見交換が行われました。

田村憲久厚生労働大臣

司会:末松誠医学部長


講演会場の様子

質疑応答



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