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慶應義塾大学 大学院教育改革支援プログラム 創薬に向けた医薬科学を先導する人材の養成
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2009年度 臨床体験プログラム

  

 

※所属、学年は参加当時のものです

  

薬学研究科 1年 前田和貴子さん(医薬品化学)

 

【一般・消化器外科】

 外科ということで乳がんや消化器がんの手術を見学させて頂きました。内視鏡を見ながらの手術では、開胸することなく、小さな穴を開けモニターの映像だけを頼りに腫瘍部位を取り除く様は驚愕でした。一つ一つに作業がとても丁寧であり、医師は人の命を預かっているんだなぁっと改めて実感しました。また手術時の麻酔薬の重要性を教えて頂き、手術での薬の関与を感じることができました。どの先生方もとても丁寧に説明して下さり、様々なことを経験させて頂き、とても充実した時間を過ごすことができました。

 

 

医学研究科 1年 木下泰輔さん(発生分化生物学)

 

【心臓血管外科】
 今回、普段はなかなか実際に見ることが出来ない心臓血管手術を間近で見学することができ、貴重な体験ができたことに感謝しています。1日目はよくわからないまままず見学に臨んだので、どんな職種の方がいるのかや、手術の流れを追うのに精一杯でしたが、その後のクルズスで説明を受けたことで手術室での事柄との結びつけができ、2日目はそれらを確認しながら見学することができました。患者さんに最高の医療を提供するには、チームを組む外科医や麻酔科医、ME、看護士が各々の専門を全力で発揮し、互いにそれを尊重しあって連携するのが重要である、という言葉が印象的でした。(心臓血管外科)

 

 

医学研究科 1年 味澤佑美さん(漢方医学センター)

 

【脳神経外科】
 脳の手術を見るのは初めてで、衝撃の連続でした。私も薬剤師であるため、医療人として働く、人を助ける仕事をするという面で、医師や看護師と近い存在だと感じていましたが、今回の手術を見学し、考え方が少し変わりました。手術の場にいたのは医師と看護師で、薬剤師の姿はなかったためで、現場の医師や看護師の逞しさに圧倒されました。今後も手術の見学の機会はなかなかないと思いますし、考え方が変わるくらい良い体験をすることができました。この経験を私が薬剤師として働く際にも活かしていきたいと考えています。

 

 

医学研究科 1年 菊池孝弘さん(薬理学)

 

【救急科】
 私はこの臨床体験プログラムを通じて、チーム医療がどのようなものか学ぶことができました。救急科へ運ばれてくる患者さんは、何の病気・けがなのかもわからない中で、救命士やかかりつけの病院、患者さん本人からすばやく情報を集め、可能性がある病気を1つ1つ検討し正確に判断していく診断力には感動でした。またその診断も、別の先生方がしっかり確認を行い、ミスを防止していた点も印象的でした。ミーティングに参加し、MRさんの説明を聴くことができたことも大変勉強になりました。

 

 

医学研究科 1年 李嬉京さん(解剖学)

 

 【精神神経科】
 臨床体験プログラムに参加させていただくにあたり、精神・神経科の他科と異なる特徴を意識するようにしていました。病棟では開放病棟と閉鎖病棟があり、鍵のかかる個室もある、廊下にカート等を放置しないといった特徴がありました。また、外来ではゆったりとした雰囲気の中じっくりとコミュニケーションをとっているという印象を受けました。しかし、他科と根本的に異なることはなく、コミュニケーションをしっかりとりながら診療・治療が行われていると感じました。また、患者さんと信頼関係を築くこと、患者さんが将来に希望を抱き続けてもらえるようにすることが大切だと学びました。今後、臨床体験プログラムでの経験を胸に刻み、自分の研究により一層励みたいと思います。
 

 

薬学研究科 1年 川島千明さん(医薬品化学)

 

【内視鏡センター】

 医療について考えるきっかけとして、今回の臨床体験プログラムはとても良い勉強になりました。内視鏡の手術見学では、医師の知識や技術、さらに看護師をはじめとするスタッフの方々の気配りを肌で感じることができました。手術に用いる内視鏡を用いて操作練習を行ったり、病態について詳しく説明して頂いたりと、大変充実した一日でした。研究は患者との直接の接点がなかなかありませんが、医療現場で薬剤が実際に用いられている光景をみて、改めて薬学研究への意欲が湧きました。機会があれば、また参加したいと思いました。

 

 

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2009年度 鶴岡キャンパス研修


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