6月6日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業(2次公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成29年6月21日(水)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成29年6月23日(金)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
創薬等ライフサイエンス研究支援基盤事業・2次公募
http://www.amed.go.jp/koubo/010120170531.html
AMED 戦略推進部 医薬品研究課
<研究開発課題1>
「構造解析領域ユニット」(クライオ電子顕微鏡によるタンパク質等の構造解析)
【補助事業費】1課題あたり3千万円程度/年度(一般管理費10%以内を含む)
【研究予定期間】5年間(平成29~33年度)
【採択課題予定数】0~3件程度
【応募受付期間】平成29年6月6日(火)~平成29年7月5日(水)13時(厳守)
<研究開発課題2>
「バイオロジカルシーズ探索ユニット」(新薬の臨床試験成功確率を向上させることを目指した創薬
標的分子の検証や臨床評価への外挿性の高い非臨床試験(有効性・安全性)に資する疾患モデル細
胞や疾患モデル動物の作出と提供)
【補助事業費】1課題あたり2千万円程度/年度(一般管理費10%以内を含む)
【研究予定期間】5年間(平成29~33年度)
【採択課題予定数】0~1件程度
【応募受付期間】平成29年6月6日(火)~平成29年7月5日(水)13時(厳守)
【研究事業の目標】
本事業では、アカデミアの基礎研究の中から医薬品等として有望なシーズを選定し、本事業内のユニットとの連携や創薬支援ネットワークの活用等により創薬支援を行っている。本事業の5つのユニット、プラットフォーム機能最適化ユニット、構造解析ユニット、ケミカルシーズ・リード探索ユニット、バイオロジカルシーズ探索ユニット、インシリコユニットのうち、今回の2次公募では、構造解析ユニットとバイオロジカルシーズ探索ユニットの支援機能強化と高度化のための研究課題を公募する。
<研究開発課題1>
「構造解析領域ユニット」本ユニットは「構造解析領域」及び「タンパク質生産領域」の2つの領域から構成されている。本公募では「構造解析領域」においてクライオ電子顕微鏡によるタンパク質等の構造解析を実施する課題を公募する。国内クライオ電子顕微鏡施設を適切な役割分担の下にネットワーク化することにより、クライオ電子顕微鏡の効率的運用を可能とする共用体制を構築する。本公募の採択課題はこのネットワークに入り、本ユニットの統一的な運用方針の下、他の課題等と連携しながら支援・高度化を実施することが求められる。
<研究開発課題2>
「バイオロジカルシーズ探索ユニット」本ユニットにおいては、疾患や病型を反映した疾患モデル細胞・動物を用いて、創薬標的分子の検証や臨床評価への外挿性の高い非臨床試験(有効性・安全性)を実施する機能を付加することにより、新薬の臨床試験成功確率を向上させることを目指す。本公募ではそれらに資する疾患モデル細胞や疾患モデル動物の作出と提供等が実施できる課題を公募する。
【求められる成果の例】
ユニットの創薬支援機能を強化し、高度化することが求められる。
<研究開発課題1>
「構造解析領域ユニット」において想定される「支援」と「高度化」の例は以下のとおり。
(ア) 支援;クライオ電子顕微鏡による構造解析に適した氷包埋試料を作成し、単粒子解析法やクライオ
電子線トモグラフィー法等により構造解析を支援する。
(イ) 高度化;上記の支援を効率的に遂行するための技術や設備の更なる改良を行う。
<研究開発課題2>
「バイオロジカルシーズ探索ユニット」において想定される「支援」と「高度化」の例は以下のとおり。
(ア) 支援;疾患モデル細胞や疾患モデル動物を作出し、細胞や個体レベルにおける標的遺伝子・タンパ
ク質の機能解析を支援する。ゲノム編集等の遺伝子改変技術を用いて疾患モデル細胞や疾患モデル
動物を作製し、外部研究者へ提供する。
(イ) 高度化;上記の支援を効率的に遂行するための技術や設備の更なる拡充、改良を行う。
【採択条件】
原則として、下記すべてを満たす研究開発課題を採択する。
<研究開発課題1>
・クライオ電子顕微鏡による構造解析に十分な知識と経験豊かな人材及び実績があること。
・クライオ電子顕微鏡によるタンパク質等の構造解析技術を活用して外部研究者に対する支援を十
分に実施できること。
<研究開発課題2>
・上記の支援を行うための十分な知識と経験豊かな人材を有していること。
・外部研究者に対する支援を十分に実施できること。
【応募~採択の手続きとスケジュール】
e-Radによる申請。
応募受付期間;平成29年6月6日(火)~平成29年7月5日(水)13時(厳守)
書面審査;平成29年7月上旬~中旬
ヒアリング(必要に応じて実施);平成29年7月中旬
採否通知;平成29年7月下旬~8月上旬
研究開始;平成29年8月中旬
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp