3月26日(土)信濃町キャンパス北里講堂において、第11回白衣式が挙行されました。
白衣式は、この4月から臨床実習(クリニカル・クラークシップ)に進む新5年生(97回生114名)を対象に、医師としての専門職意識の向上と患者さんに対する誠実な心を再認識させ、医師を目指す者としての心構えを新たにするための式典です。
式典では、岡野 栄之 医学部長、竹内 勤 病院長、安西祐一郎 独立行政法人日本学術振興会理事長・前慶應義塾長、武田 純三 医学部三四会会長、ラリー シャピロ ワシントン大学セントルイス前医学部長から、臨床の現場で実習を開始するにあたり、患者さんの声に耳を傾け深い観察力をもって判断することの大切さが述べられ、医療人としての心得と餞(はなむけ)の言葉が贈られました。
97回生制作による、各科の教員からのメッセージビデオが披露された後、医学部・病院の執行部の方々、小松浩子 看護医療学部長、杉本芳一 薬学部長、来賓の方々が、学生一人ひとりに白衣を着せていく白衣授与が行われ、プロフェッショナリズムを修得する一環として97回生の学生自らが作成した「誓いの言葉」を斉唱しました。
校内の桜が開花する中、自分の名前が刻まれた真新しい白衣を着た学生たちは、患者さんへの思いやりと奉仕の精神を持ち、患者さんから信頼される医師を目指し、新たな一歩を踏み出しました。
「97回生 誓いの言葉」
~和して同ぜず~
「切磋琢磨」。
仲間との出会いを大切に、
互いを尊重し、
成長します。
「志操堅固」。
己の信念を大切に、
自分の意思で決断し、
正しい道を歩みます。
「滅私奉公」。
社会との繋がりを大切に、
医学生として、
他者に尽します。
97回生一人ひとりが感謝の気持ちを
持って、ここに決意します。