11月4日付で平成29年度 日本医療研究開発機構(AMED)「ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(先導的ELSI研究湯プログラム)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年11月18日(金)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年11月21日(月)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
・ 分担機関が含まれる場合は、分担機関の承諾書が必要となります。
―公募概要―
平成28年度 ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業(先導的ELSI研究プログラム)
http://www.amed.go.jp/koubo/040120161102.html
【提出期間】平成28年11月7日~平成28年11月30日(水)(正午)
【研究費の規模】1課題あたりの研究費申請上限
・初年度1課題あたり400万円程度(間接経費を含む)
・次年度以降 1課題あたり2000万円程度/年(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年度 (平成28~平成30年度)
【採択課題数】0~1課題程度
【公募研究開発課題名】
先導的ELSI研究(「事例研究」と「中長期的な視点にたった研究」の組み合わせ)
【事業の対象となる研究開発課題】
ゲノム医療実現推進プラットフォーム事業をはじめとする、各省連携プロジェクト「疾病克服に向けたゲノム医療実現化プロジェクト」にて現在推進しているゲノム研究の現場において、社会の理解と支持が得られずゲノム研究の停滞を生じさせうる状況が顕在化しているELSIやゲノム医療等への社会実装を見据えた際にゲノム研究の停滞を生じさせうることが予見される潜在的なELSIについて、1)事例研究と2)中長期的な視点にたった研究の両側面から、研究者がもつ専門的識見に基づき適切に組み合わせた課題解決アプローチを提案し、関連する調査研究を実践することを目的とする。
また、1)及び2)に関連した国際シンポジウムの企画、開催も含むこととする。
【求められる成果・アプローチ】
上記の1)、2)については、以下のような成果や研究開発アプローチ等を求める。
① 実践的研究開発
現実の科学技術イノベーション政策の形成における活用を目指す実践的な研究開発を対象とし、行政における政策形成プロセスやファンディング・エイジェンシーのプロジェクト運営の向上に資する提言等につながる取組を推奨します。
② 異分野の研究者・専門家等の連携促進
科学技術イノベーション政策の政策形成プロセスへの実装・定着が可能な成果を創出するための研究開発アプローチについて、次のこと等を求めます。
人文・社会科学と自然科学の双方にまたがる人材や知見を活用した分野横断的な研究開発を進めること(「先端ゲノム研究開発」等に採択されている研究者を含めた体制が望ましい)
多様な関係者の協働する研究現場での実践的な取組や政策形成といった場面での成果の活用を前提とすること
・提言の策定等に向けて複数の研究機関を横断した研究実施体制を構築すること
③ 試行的な取組の実施
研究開発プロジェクトの実施が必要とされる社会的背景や科学技術イノベーション政策の向上に資する課題を客観的な根拠に基づいて把握、特定した上で、それらの改善に向けて必要な取組、成果等の寄与の道筋や成果実装の担い手を具体的に想定した上で、課題解決に向けた試行的な取組の実施を求めます。
④ 国際的な成果の発信
国際的にゲノム研究が推進されている状況を踏まえ、国際的な視点から国内外の研究動向を把握し、その中に研究開発プロジェクトを位置付け、国際的に有意義な成果を発信できる研究開発を期待します。そのために必要な国際比較等の手法を含む提案を評価します。
⑤ 多角的な視点と研究の広がり
これまでの国内外の研究成果の活用とともに、新しい視点・アプローチでの取組を求めます。また多角的な視点から研究成果を創出していくためにも、直接的・間接的に関わる者や推進する者・規制する者等の幅広い関係者を含めた体制構築を求めます。さらには、ゲノム研究のみならず、他の疾患研究へも広がりがある成果の創出を期待します。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp