10月13日付で平成28年度 日本医療研究開発機構(AMED)「医と食をつなげる新規メカニズムの解明と病態制御法の開発(再公募)」について新規課題が公募されました。
ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします。
(1) 応募意思の申し出締切:【平成28年10月20日(木)】
(2) 応募書類一式提出締切:【平成28年10月24日(月)】
【注意点】
・ 本学で応募が可能な方は、本学と雇用関係のある”常勤”の研究者となります。
・ 機関を対象としての公募であり、申請は代表機関の長が行うことになります。
・ 提案書の提出方法:【e-Rad】
―公募概要―
医と食をつなげる新規メカニズムの解明と病態制御法の開発(再公募)
http://www.amed.go.jp/koubo/010320161013.html
【提出期間】平成28年10月13日~平成28年11月2日(水)(正午)
2 疾患領域に着目した研究開発課題
2-1 がん疾患領域
【研究費の規模】1課題あたり4000万円/年程度(間接経費を含む)
【研究期間】最長3年度 (平成28年度~平成30年度)
【採択課題数】0~1課題程度
【目標】
口腔、食道、胃、小腸、大腸等のバリア臓器が、食事から摂取された栄養素の代謝等を介し、多臓器との密接な相互関係の中で、生活習慣病、冠動脈疾患、脳血管疾患、難病、がん、などの様々な疾患の発症・進展と関連しているという考え方は、「臓器連関」というコンセプトを通じ、革新的な予防法、治療法の開発が期待される領域の1 つである。本領域において有望なシーズを発掘するためには、基礎医学と臨床医学の円滑な連携体制(トランスレーショナルリサーチ)が重要となる。本公募研究課題では、疾患領域に着目した研究開発課題と、生体試料等の中央管理機能を担う研究開発課題の連携体制を構築する。今回の再公募においては、がん疾患のみを対象とし、摂取された栄養素、臓器連関、がんの予防・治療の三者の関係性に焦点をあてた研究を募集する。
本公募研究課題では、バリア臓器と他臓器との「臓器連関」に着目した研究内容であり、
原則、最終的に10 年後の実用化を目指し、研究開始から3 年度以内に病態の解明を通じ
た、革新的な新規予防法、治療法へと発展し得るシーズ発掘を目標とする。
【求められる成果】
・疾患領域に着目した研究開発課題においては、原則、生体試料等の中央管理機能を担う研究開発課題と連携し、研究開始から3年度以内に革新的な新規予防法、治療法へと発展し得る有望なシーズの発掘を求める。なお、すでに臨床研究が実施されているテーマに関しては、研究開始から3年度以内に、当該分野のエビデンス構築に繋がる研究結果を求める。具体的な成果としては、各研究開発課題の進捗状況に応じた、病態の解明に関する画期的な発見を示す資料(研究班が作成した原著論文等)、新しい研究領域の創出や検査・診断・治療法等に資する革新的な発見、試験物の規格決定、試験物の製造体制整備(製造工程記録一式)、非臨床POC取得等。
・疾患領域に着目した研究開発課題においては、原則、自施設でいかなるデータを収集するかを、予め中央管理機能を担う研究開発課題と相談の上でデータの収集を開始する。また、自施設で収集した生体試料、診療データ、臨床画像情報、疾患に応じて栄養摂取量やライフスタイル評価等の情報に関して、原則、中央管理機能を担う研究開発課題へ提供し、統合的情報基盤(データベース)の構築に貢献することを求める。
担当(照会先):信濃町キャンパス 学術研究支援課 AMED担当
メール:amed-shinano@adst.keio.ac.jp