慶應義塾
慶應義塾大学 大学院教育改革支援プログラム 創薬に向けた医薬科学を先導する人材の養成
トップページ
目的と期待される成果
プログラムへの取組み
プログラム計画の概要
活動報告
参加者の声
参加学生へ

トップ > プログラムへの取組み > 取組代表者挨拶

取組代表者挨拶

創薬に向けた医薬科学を先導する人材の養成
―段階的動機付けによる医薬連携創薬推進医療人の養成―

取組代表者挨拶  河上裕  医学研究科 先端医科学

河上裕慶應義塾大学では、平成20年から 文部科学省大学院教育改革支援プログラムの支援を得て、医学研究科と平成20年度に創設された薬学研究科と政策メディア研究科先端生命研究所が連携して、修士課程の大幅な改善に取り組みます。 本修士課程プログラムでは、様々な学部から入学してくる、多様なバックグラウンドをもつ学生のそれぞれの特色を活かして、将来、医学・薬学・医療に関連する分野を先導できる人材の養成を目指します。近年、大学院教育実質化の必要性が問われていますが、本修士課程では、将来 広い視野をもって自律的に活動できる学生を育成するために、単なる講義と実習の詰め込みではなく、短い2年間にメリハリのきいたプログラムを実行したいと考えています。

<広い視野と科学的思考を備えた人材の養成>に向けて、本修士課程では、各自の研究活動を最重視いたします。そのために、マンツーマン指導で研究を遂行し、修士論文を作成していただきます。広い視野を得るために、本プログラムの特色として、多様な方向性を考慮できる実体験ができるようにいたしました。具体的には、医学・薬学連携で可能になる学際的な各種合同プログラム、大学病院や企業参加リサーチパークでの「医療・Translational Research体験」、また、本学で実績のある21世紀COE、グローバルCOE、クリニカルリサーチセンター、先端生命科学研究所などの教育研究基盤を最大限に活用した「最先端医薬研究体験」をできる機会を設定しました。基礎・臨床医療系の複数指導者による進路指導も可能であり、従来と異なり「所属研究室に拘束されない環境」が構築されています。

学生に、この教育研究環境を最大限に活かしてもらうためには、個々の学生が 自ら学ぶ習慣を付けることが大変重要です。<強い情熱をもち自律的に活動できる人材養成>のために、上記の学習や体験の機会を、「段階的に動機付けされるプログラム」(基礎学習、合同研究サマースクール、医療体験、研究クラスター体験、修士論文作成)として構築しました。自律的な研究活動訓練のために、学生には、研究費自主管理やシンポジウム自主企画運営をしていただきます。

プログラムを円滑に進めるために、医薬修士運営委員会がプログラムを統轄しますが、新たにTA/RA制度などによる学生への経済的支援、海外留学生奨学制度、iPodやKeypadを用いた先端的教育法、教員支援、様々な情報発信と評価体制確立などを進めます。

このように自分の将来を考えるために重要な多様な機会を得ることができる本修士プログラムの中で、自分の可能性に挑戦してくれる学生の参加を待っています。


プログラムへの取組み


広い視野と科学的思考を備えた人材の養成


このページのトップへ