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慶應義塾大学医学部・医学研究科
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HOME > 教育 > 医学部教育 > カリキュラム・設置科目一覧

教育

教育

カリキュラム一覧

慶應義塾大学医学部では、高い倫理的素養と幅広い教養を身に付け、基礎的な研究能力にも優れた臨床医を育てるための独自のカリキュラムを設けています。1学年の「EEP」、4学年の「自主学習」などの特徴的なプログラムや、5学年から6学年2学期までを通して豊富に設置している臨床実習により、医学・医療を通して人類の福祉に貢献する人材の育成に取り組んでいます。

6年間のカリキュラム概要

出典「慶應義塾大学 ガイドブック2010」

設置科目一覧

基礎・社会医学系科目

英語Ⅲ

次の3つのコースに分けて演習主体で行います。(A)総合的英語力の育成(24名程度)(B)口頭表現力の養成(13名程度)(C)文章発表力の養成(13名程度)。

英語Ⅳ

英語によるコミュニケーション能力の増進を図るため、英語Ⅲと同趣旨の3コースをレベルを上げて行います。英語Ⅲ、Ⅳともに前年度の学習成果と各人の希望を勘案し、クラス編成をその都度変えます。

基礎分子細胞生物学Ⅱ

生物学から医学部の基礎教育科目への準備段階として新たに設置された新科目。基礎分子細胞生物学Ⅰは1年の秋学期、基礎分子細胞生物学Ⅱは2年の4月に短期集中で行われます。Molecular Cell Biologyを指定教科書とし、生命科学系のWeb sitesや各種のCD-ROMや digital aidsを併用して授業を展開する予定です。

医療科学Ⅱ

医療と社会のかかわりについて、経済学・経営学・政治学などの観点から学びます。

組織学

各臓器の顕微鏡レベルでの構築から細胞生物学までの広い視野に立ち、人体の微細構造について学習し、併せて微細構造研究のための方法論なども教授します。

解剖学

肉眼解剖学、骨学、神経解剖学が含まれます。これらの実習では初めて人体材料を扱うことになり、ようやく医学の教育を受けるのだという実感を得ることができます。

発生学

この講義では生殖細胞の発生から、性の決定のメカニズム、さらには人胎児の外形の発生や各臓器の発生など、先天奇形理解の基礎をなす講義が行われます。

生理学Ⅰ

神経の伝導機構や自律神経系、さらに骨格筋、平滑筋、心筋の活動機構、あるいは聴覚、視覚など電気現象を主体とした人体機能について講義、実習を行っています。

生理学Ⅱ

脳以外の人体の各臓器の生理機能、例えば尿の生成機構、消化、吸収のメカニズムや人体の内分泌機能について解説し、実習を行います。

医化学

医学の基礎をなす人体内あるいは細胞内での化学現象、化学反応など生化学の原理と病体生化学など、他の境界領域についての講義を行い、分子レベルでの思考力を育てます。

分子生物学・遺伝子医学

真核細胞の増殖・分化の分子機構および癌や遺伝病等の諸問題を分子レベルで理解するための講義を行い、基礎的な手技を実習で学びます。

微生物学・免疫学

病原微生物学、ウィルス学、免疫学などを学び、感染から発癌、およびそれに対する生体側の防御反応の基本を学習します。併せて分子遺伝学、実験動物学についても講義が行われます。

熱帯医学・寄生虫学

グローバルな視点で見たときに重要な熱帯病について、その公衆衛生上の意味、臨床像などに関して講義が行われ、種々の免疫診断法の基礎などを実習で学びます。

病理学総論

疾病の概念および、その成り立ちを形態学の立場から理解することを目的とします。テーマは「細胞の分化、増殖と障害」や「炎症、免疫、感染」、「腫瘍」、「循環障害」などです。

薬理学

疾病の治療、予防および健康保持の上から重要な薬の作用様式、機序を理解させ、臨床医学における薬物療法の科学的な基礎を修得させるため講義、実習を行います。

衛生学

環境衛生学、労働衛生学、疫学についての講義のほか、疫学演習、見学実習などを行い、健康と疾病および関連する環境要因の概念について学びます。

医学統計・医療情報

医学研究のデザインから評価にいたる様々なプロセスで用いられる統計学について、その理論的背景から医学研究における適用までを学びます。講義に加え、PCを用いたデータハンドリングの実習を行います。

病理学各論

病理学総論で学んだ知識を基に、具体的疾患について、器官、臓器別に学んでいきます。形態学に基づいた古典的アプローチに、最新の知見を盛り込むことで理解を深めます。実習では、実際の病理組織標本を観察します。

臨床薬剤学

臨床で使用されている薬剤の名称、形状、用法・用量、効能・効果、適用上の注意などに関して、薬効群ごとに代表的な薬剤を例に挙げて講義します。

自主選択科目

医学部学生が広い一般教養を身につけるために開講されるもの。一部医学生命科学一般につながりの深い教養科目も含みます。

自主学習

自主学習

教員が提出した様々なテーマから学生自らが選択し、その教室において実験や調査などに携わるものです。範囲は基礎医学のみならず、臨床、日吉の基礎科目、臨床検査など多岐にわたります。成果の発表会も行います。

総合臨床・社会医学系科目

基礎診断学

主な症例や訴えについて、検査なども含め、いかに診断していくかを講義するものです。関連する各診療科の教員により行われます。また診断のための基本的手技と検査法の実習も行います。

公衆衛生学

種々の人間集団単位における公衆衛生の基本的考え方を講義し、また、学生各々にテーマを与えて、論文を提出させます。この時の指導は小グループに分けて行われます。

法医学

死体現象、創傷、窒息、中毒など法医学独自の領域について講義され、法医学、法医鑑定の意義を学びます。医療事故、医療紛争などについても講義が行われます。

医療政策・管理学

日本の医療は社会化されており、臨床の現場において医療経済、医療制度、医療情報などを理解しておくことは重要です。本科目では国際的な動向をふまえ、今後の展望について講義を行います。

医療科学Ⅲ

臨床現場で直面するバイオエシックスなどの諸問題について学びます。

臨床医学系科目

内科学

内科診察に必要な診察手技の習得、病態の理解に基づいた診断と治療の実践をテーマに講義と実習を組み合わせたカリキュラムとなっています。消化器、呼吸・循環器、神経、腎臓、内分泌代謝、血液・感染・リウマチのすべての領域を網羅します。

外科学

臨床実習が主要テーマとなります。実習では8週間で、消化器外科、心臓血管外科、脳神経外科から呼吸器外科まで、すべての科を回り、手術を見学したり、消毒・創傷治療などの手技の教授も行われます。

産科学

妊娠分娩、産褥の正常経過や母子保健などについて説明し、異常妊娠分娩などの病態も示します。実習では外来実習のみならず、手術、分娩の見学実習なども行い、総合的に産科学を学習します。

婦人科学

婦人の生涯を母性を基本とする機能的見地より解説し、併せて婦人科的主要疾患に関して重点的に講義します。実習は2週間で、外来実習とベッドサイドでの教育に分かれています。

小児科学

小児期に特有な成長発達の概念、疾病の全体像、その他小児保健全般に関する知識を修得します。実習では、病棟に配属され、病棟医長の指導のもとで患者を受け持ち、診察、一般検査を行います。外来実習は交代で行います。

精神医学

精神の障害だけでなく、心身相互関係の緊密性を学ばせて、患者の人間的理解を深めることに主眼を置いています。講義は総論、各論に分かれますが、社会における精神医学の役割についても講義します。実習は2週間行われます。

整形外科学

講義は系統講義と臨床講義を行います。臨床実習は外来と病棟で合計 90時間。その他に関連各科と協力して診断、治療の実際を示します。

麻酔学

麻酔学の活動領域と理念について講義で知識を与え、実習は手術室、一般集中治療室、ペインクリニックなどで約60時間行います。救急蘇生法や呼吸管理、人工呼吸器の使用法についても学びます。

放射線医学

放射線の物理学、生物学をはじめ、X線診断学、放射線治療学、核医学や放射線予防法の法規、対策についても講義します。画像診断についてはX線検査、CT、MRI等も含み講義、実習を行います。

輸血臨床実習

輸血に関する知識、あるいは血液型判定、血液交差試験等の手法など、臨床医として必要な項目に関して主に実習を通して修得します。実習には外部施設での研修、見学等も含まれます。

臨床検査学

臨床検査の進め方、検査成績の読み方などの訓練を通して、検査診断の基本的な考えを学ぶことを目標としています。このためにそれぞれの専門領域の教員によって臨床生化学、臨床微生物学等の講義、実習が行われます。

泌尿器科学

尿を生成する腎臓、また副腎や男子性腺などの機能と病態について正確な概念を得させた上で、診断治療がいかに行われるかを示します。実習では2名の患者を実際に受け持ち、指導医のもとで診断などを学びます。

耳鼻咽喉科学

耳鼻咽喉、頭頸部、気管食道の解剖、生理、病態について講義で修得し、他臓器との関わりについて学びます。実習では外来検査、入院患者の検査、治療などのほか、額帯鏡の使用法も修得します。

眼科学

眼科学の特殊性および理念に関して、特に全身疾患との関連において講義が行われ、実習は小児眼科からME実習や外来、病棟実習まで広い範囲にわたって行われます。

皮膚科学

皮膚疾患に関する基礎知識と理論的思考方法を体得し、同時に問題解決能力や臨床医として必要な態度、技能を身につけます。実習では病歴聴取から指導医のもとで実際の診察、治療法の修得までを行います。

救急医学

救命救急治療を必要とする重症患者の診断と初期治療に関して、理論と基礎的技術を修得します。実習では慶大病院にて救急患者の治療に従事するほか、救急車に同乗するなどして、救急活動の実際を体験します。

形成外科学

各種の先天性・後天性異常、外傷など身体各部の形態と機能の障害を復元し、社会復帰を援助する領域です。総論、各論についての講義と30時間の実習から構成されます。手術に参加することもあります。

リハビリテーション医学

神経筋骨格系疾患や慢性疾患による運動機能障害を診断、評価し、障害を最小限に食い止め、残存機能を最大に発揮させることが目的ですが、このため総論、各論の講義のほか、慶大病院リハビリテーションセンターなどで実習を行います。

歯科学

歯および口腔の構造、機能について基礎知識を修得することを目標とします。また歯、口腔疾患と全身との関連についても述べます。実習は主に外来でX線の読影、口腔衛生管理の実際などを学びます。

病理診断実習

病理学教室、病理診断部で行っている診断業務に直接参加し、病理組織診断、病理解剖、細胞診、術中迅速診断、あるいは臨床各科との連携について知識、技術などを学びます。

感染症学

感染症を生ずる起炎菌には、市井で感染するcommon pathogenより院内感染を起こす特殊な菌まで存在します。起炎菌の概説から、感染症の正しい治療法、抗生剤の正しい使い方、臓器別の治療法を解説します。

緩和医療

癌が進行し、十分な治癒を期待できない場合には、癌の苦しみ(疼痛や不安)を積極的に解決する「緩和医療」が大切です。疼痛管理に加え、緩和的化学療法、放射線療法などの多面的アプローチについて講義します。

症例検討

個々の症例の症状、経過、検査所見などを具体的に提示し、診断、治療法などを検討するものです。関連する診療科の教員とのディスカッションが行われます。

CPC

週1回、臨床各科および基礎系教員が病理解剖例を用い、症状、検査成績、病理見所を含め、病態の経過などについて検討、討論します。症例は予めプリントして周知されます。診断能力養成に重要なミーティングです。

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