概要・設備
 
管理人のお仕事

 
実習、講習の準備・片づけ もっとも重要な仕事。単に準備をするだけではなく、配置、物品等、臨床をイメージして準備する必要があります。内容によっては準備に2時間かかる場合もあります。また、連続して使用がある場合、切り替えが大変です。
スケジュール管理 利用率が上がってくると、スケジュールの調整に四苦八苦します。暇な時は、カレンダーを見て溜め息をつきます。
掃除・洗濯 人の出入りが多くなるほど、床も器具も汚れます。マネキンに着せている衣服も、洗濯する必要があります。
機器のメンテナンス マネキンその他、思っていたよりも丈夫で、それほど手はかかっていません。1年間、とくに問題はありませんでした。
消耗資材の補充 これは重要です。うっかり補充を忘れて、実習当日にないことに気づくと、とんでもないことになります。縫合糸、フェイスシールド、注射針、点滴セット、手袋その他を補充します。
ホームページ等作成 時間が余ったときにする仕事としては最適です。ちなみにこのホームページは管理人が作成しています。
インストラクター いつもいつも実習等で利用してもらえるとよいのですが、空いている時間もけっこうあります。その時間を埋めるためにも、利用率を上げるためにも、管理人がインストラクターとなり、BLSなどの講習会を開催できるようにするとよいと思います。
資料・パンフレット等の作成 自前で講習会を開催するようになると、そのための資料や宣伝用のポスター、パンフレットを作成しなければならなくなります。これも時間が余っているときの仕事になります。
 
 
 シミュレーション・ラボの管理人は、部屋の性質上、単に会場のスケジュール管理だけをしていればいい、というものではありません。仕事内容は上記のように多岐にわたります。
 
 また、シミュレーションにおいては、臨床を想定して実際の患者さんに実施するようにトレーニングを行うため、臨床をイメージしながら配置・物品等の準備を行わなければなりません。そのため、管理人には臨床経験のある人物が適していると思います。
 
 シミュレーターは案外頑丈なので、メンテナンスは清掃くらいです。トラブルがあったとしても、メーカーに連絡すれば、すぐに対処してもらえます。操作方法も難しくはないので、とくに管理人が機器類に強くなければならないということはありません。それよりも実際の患者さんに接した経験が多くあるほうが、実務の助けになります。なによりも、実習での利用可否の問い合わせを受けたときに、話が通じます。
 
 実際問題、最大の敵は暇です。暇な時間は気分も滅入ってきます。最初は「本当に利用してもらえるようになるのだろうか?」などと考え、気分も湿りがちになります。その時間を利用して、ホームページの作成や、講習会の企画を考え実施することができれば、次第に利用率も上昇してきます。